「スーパー糖質制限ダイエット」で目指せ“マイナス10キロ”
みなさん、こんにちは。みんなのゴルフダイジェスト編集部員のA子です。「2017年11月19日の結婚式でウェディングドレスを美しく着たい!」とダイエット企画「A子のダイエット奮闘記」が始まりました。
私のダイエットをサポートしてくれるのは、東京・六本木のトレーニングスタジオ「アスリート・ボディ」のパーソナルトレーナー、只野(ただの)拓也さん。
只野さんが推奨するのは、“スーパー糖質制限ダイエット”。これは、たんぱく質を積極的に摂ることにより、筋肉を減らさず体内の脂肪を減らしていくダイエット方法です。このやり方で、7月20日から9月20日までの2カ月間で“マイナス10キロ”を目指します。
低糖質の食生活がスタート! まずは1週間続けてみた
2017年7月20日から「スーパー糖質制限ダイエット」の食生活がスタート。私の場合、1日に摂っていい糖質は最低限必要な20グラムのみ。それに対して、脂質は基礎代謝の20パーセントで約31グラム、たんぱく質は自分の“体重グラム”分の70.7グラムが一日の摂取量となります。
「スーパー糖質制限」中は、糖質の多い米、パン、麺類、根菜は一切摂ることができません。揚げ物、お菓子、糖質の高い果物も一切禁止。積極的にとるべきものは、お肉や魚、葉っぱ類や豆類となります。き、キツイ……。
毎食、写真に撮って只野さんにメールで送り、その都度アドバイスをもらいます。ここで花嫁修業中の私にとって強い味方が「コンビニ」です。コンビニで売られている商品のほとんどにカロリー表記がされているので、計算しやすいのが嬉しいですね。
とある1日の食事メニュー公開。これだけ食べても「たんぱく質」は足りない⁉
「スーパー糖質制限ダイエット」は「食べないと痩せないダイエット」。そしてなにを食べないといけないかといえば、それは“たんぱく質”を多く含む食品だと、只野さんは言います。
「このダイエットは、人間の唯一のエネルギー源である『糖』を極限まで制限します。糖がないと“飢餓モード”になり、『糖を作ってくれ』と脳が指令を出します。不足した糖を補うため、たんぱく質と蓄積された脂肪を分解して糖を作り出す『糖新生』が行われ、その結果、体脂肪が燃焼してやせるんです。たんぱく質を多く摂らないと筋肉から糖を作ってしまって、筋肉が減ってしまう。それでは意味がありません。それを防ぐために、どんどんたんぱく質を摂ってもらいたいんです」(只野さん)
只野さんいわく「一日の糖質は最低限必要な20グラムに抑え、たんぱく質70.7グラムを摂る。脂質はどれだけ摂っても太らないけれど、たくさん摂ってしまうと消化不良を起こしてしまうので、基礎代謝の20パーセントの約31グラムにしてください」とのこと。
「スーパー糖質制限ダイエット」ビギナーのA子は果たして1日70.7グラムのたんぱく質を摂取できるのか!? ある日のメニューをご覧ください。
【朝】コンビニサラダ(コーン、ツナ、ゆで卵、キャベツ、レタス、ニンジン。7.5グラム)、厚焼き玉子(8グラム)※カッコ内の数字はたんぱく質のグラム数
朝は、コンビニでサラダと厚焼き玉子をチョイスして、オフィスの席で食べる。おいしいし、これなら続けられそう。本当はおにぎりやサンドイッチも食べたいけど……これってどうでしょう? さっそく只野さんにメールを送ってみた。
「いいですね。あとおすすめは豆腐などの大豆製品。良質なたんぱく質が含まれているので、どんどん食べてください。そして、ドレッシングには『糖質』がたくさん含まれているので注意!」(只野さん)
なるほど、ドレッシングなど知らないところで「糖」を取っているんですね。細かくチェックしていかないと、見過ごしちゃいそうです。なにしろ焼肉のタレ大さじ2杯で1日に摂っていい糖質の量になってしまうくらいですから(前回参照)。
【昼】ステーキ200グラム(牛肉、ブロッコリー、ライスなし。20グラム)
只野さんには「お肉をたくさん食べましょう」と言われているので、お昼は立ち食いスタイルのチェーン店“いきなりステーキ”へ。ここでは、ステーキ200グラムを注文。ソースも糖質が多そうだからかけないで、塩コショウとワサビ醤油で食べようっと! これでどうだろう?
「ばっちりです。この調子でどんどんお肉を食べちゃってくださいね。糖質が多いステーキソースはかけないで正解ですね。このままファイトです!」(只野さん)
【夜】牛と豚のしゃぶしゃぶ200g(20g)
しゃぶしゃぶはヘルシーだと思うので、牛肉と豚肉でさっそく試してみた。焼肉のタレには糖質が多く入っていたけど、ポン酢はサッパリしているからオッケーなはず……?
「しゃぶしゃぶいいですね! 茹でると余分な脂質が落ちますから。脂質は摂りすぎると消化不良を起こしてしまうので、なるべく抑えることを心がけましょう。あと、ポン酢にも糖質が含まれているので注意してください。このままどんどんお肉を食べていきましょう!」(只野さん)
やはりここでも調味料に糖質が含まれていました。これまた気を付けないと見過ごしちゃいそう。この日は醤油とだし汁でいただきました。
これだけ食べて、たんぱく質は「55.5グラム」。私が一日に摂るべきたんぱく質の量は「70.7グラム」なので、あと15.2グラム足りませんでした。これだけ食べているのに足りない……どうしたらいいか教えてください!
「たんぱく質がとれなかったときのお助け役として『ソイプロテイン』がいいですよ。原材料が大豆で植物性のたんぱく質が含まれます。ほかのプロテインよりカロリーが低く、1杯でたんぱく質が『16.8グラム』も取れちゃいます。ビタミン・ミネラルも豊富で体にも優しい。毎日1杯は欠かさず飲むようにして調整しましょう」(只野さん)
プロテイン1杯「16.8グラム」を合わせて、ようやく目標の70.7グラムに届きました。「食べないと痩せないダイエット」は想像以上に大変なようです。
「スーパー糖質制限」を初めて1週間。第1回の測定結果は⁉
「スーパー糖質制限ダイエット」を始めて一週間。1回目の測定を行うため、7月27日、「アスリート・ボディ」を訪れました。7月20日の時点で、身長165センチに対し体重が70.7キロ。さっそく体組成計で体重や体脂肪率、基礎代謝、体年齢、骨格筋率(体重のうち骨格筋の重さが占める割合)、BMI、内臓脂肪レベルをチェック。
「まだ1週間ですし、すぐにガクンと落ちるわけではないので心配しないでくださいね。結果を見ると、体重は2キロ落ちて体年齢が2歳若返っているのでOKです。ただ、体脂肪率(マイナス0.2パーセント)があまり減っていないのと、内臓脂肪レベルが変わっていない。内臓脂肪が落ちるかどうかは食べ物で決まります。落ちていないのは『糖質』を多く取ってしまっている証拠です」(只野さん)
自分では糖質はとっていないつもりでも、知らず知らずのうちに調味料や加工食品からとれてしまっているんですね。こんな数字で出てしまうとは……恐るべし。
「骨格筋率(マイナス0.1パーセント)は平行ですね。本当は脂肪だけ落ちていればこの値は上がるので、筋肉が落ちている証拠です。もっと『たんぱく質』をとりましょう」(只野さん)
ボディービルダーも食べている「ボリューム満点! 只野スペシャル」
1回目の結果を受けて、2週目は「もっとたんぱく質をとる」ことになりました。というわけで只野さんから、たんぱく質を効率よく食べるメニューを教えてもらいました。
【只野スペシャルの作り方】お皿にレタス200グラム、豆腐1丁、サラダチキン、卵焼き(ゆで卵)2個、納豆を順番に重ねていく。
これを食べれば1回でたんぱく質30グラムも食べられちゃうんだとか。たんぱく質が豊富で糖が少なくボリュームもあるので、ボディービルダーの人たちに人気のメニューなんですって。
ともあれ、第1回の測定が終了。1週間で「マイナス2キロ」。9月20日のゴールまであとマイナス8キロとなりました。次回は、2回目の測定値をお知らせしますね!