不安を払拭するための儀式ともいえる打つ前の素振り。そんな時のあるあるといえば「いけね! ボールに触っちゃった!」という事故だ。「ボールが動いちゃったけど素振りだし打つつもりがないからストロークではないよね?」「ティグラウンドでは素振りでボールがティから落ちても罰なしで再ティアップできるから2打目以降も同じでは?」という主張は合ってる? 間違ってる?
罰がつく? 無罰でリプレース?
ボールを目の前にすると素振りをせずにはいられない人は多いはず。特に悪いライなどでは念入りに素振りをしてしまって、「スロープレーになるから素振りは一回!」と同伴者に怒られたりしたことがある人もいるのでは?
さて、特に初心者に多いのが、ボールを前にした素振りのときに“ボールに触ってしまう”ということ。そもそもティグラウンドでティアップしたボールは、素振りで触って落としてしまっても無罰で再ティアップが可能。それがティグラウンドでなくとも、あくまでも“素振り”なのでストロークには数えないとは思うが、無罰でリプレースしていいの? さて、あなたは正しく正解できるだろうか?
2打目以降、素振りでヘッドがボールに触れてボールが動いた時の正しい処置は?
4番目の「2打目以降はインプレーのボールなので1打罰でリプレース」が正解。素振りで打つつもりがないのでストロークではありませんが、「インプレーのボールを動かした」という1打罰が付与される。動かしてしまった場合はボールを元の位置に戻して(リプレース)、プレーを再開しよう。
ちなみに、1番目の回答のように動いたボールをそのまま打ってしまうと、合計2打罰が付与されてしまうので、もし動かしてしまった場合は正直に申告しよう。
ただし、ティグラウンドでは素振りでボールを動かしてしまっても罰なしに再ティアップが可能。少しややこしいルールなので、しっかりと覚えておきたい。
素振りは悪ではないが、必要以上に時間をかけるとこんなトラブルにもなりかねない。同伴者にも迷惑をかけないようにしっかりとルールを理解してラウンドしたい。