2017年の「ISPSハンダマッチプレー選手権」の最終日、44歳の片山晋呉が通算31勝目を挙げ賞金5000万円を手にした。4回戦では27ホール、準決勝では21ホールの長丁場を戦い抜き、マッチプレー形式の大会では最年長優勝となった。44歳とベテランになっても衰えを知らない、そのオンプレーンスウィングを、プロゴルファー・中村修が解説!

インパクト時のシャフトの線をなぞるようにクラブが下りてくる

片山晋呉選手のスウィングの特徴は、何といっても長年積み上げてきたお手本のようなオンプレーンスウィングです。インパクトのときのシャフトに線を引くと、切り返してから早い段階でこの線の上にクラブが重なっていることがわかります。

これは、クラブが一枚の面の上をなぞるように無駄のない動きをしていることを表わしています。前傾角や顔の向きがキープされている点、下半身の使い方も申し分ないですね。

画像: ダウンスウィングの早い段階でインパクトと同じ面の上をなぞるように動くお手本のようなオンプレーンスウィング

ダウンスウィングの早い段階でインパクトと同じ面の上をなぞるように動くお手本のようなオンプレーンスウィング

このオンプレーンの権化のようなスウィングは、独自の練習によって作られています。ツアー会場ではよく見る光景ですが、片山選手の練習風景を紹介しましょう。

方向を示すスティック、後方に置いたボール、そしてタオルを巻いて斜めに立てた棒。“シンゴ打席”と呼ばれるほど、その打席には工夫が凝らされています。

方向を示すスティックはクラブヘッドの軌道を、後方に置いたボールは入射角を、タオルを巻いた棒は手元の位置が高くならないように……ひとつひとつの器具に意味があり、正しいスウィングプレーンを意識しながら1球1球丁寧に練習しています。44歳になった現在でも結果を出し続ける秘訣と言えるでしょう。

画像: ツアー会場での練習の一コマ。工夫を凝らして1球1球丁寧に練習する

ツアー会場での練習の一コマ。工夫を凝らして1球1球丁寧に練習する

アマチュアゴルファーのみなさんも、ぜひお友達に後方からスマホでスウィング動画を撮影してもらい、インパクトのときのシャフトの線に線を引いたり、ティをあてたりしてみてください。

インパクトの前の段階で、クラブが線よりも上から下りてくる場合はアウトサイドイン、線よりも下から下りてくるならインサイドアウトの軌道になっています。そして、線の上をなぞるように動かすには体やクラブをどう動かしたらいいかを考えることがスウィングを作る上で重要な作業であり、上達の近道になるんです。

動画を撮る際には、スマホをグリップの高さにキープして、ボール後方ではなく構えた体の後方にセットすると正しく撮れます。片山晋呉選手のような正確性を身につけるために、まずは自身のスウィングチェックから始めてみてはいいかがでしょうか。

写真/岡沢裕行、大澤進二

キャロウェイ

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