ドライバーが予定より少し曲がって、バンカーにつかまった! グリーンまでは残り150ヤード。セカンドショットでなんとかグリーンに乗せたいが……。「こんなときにもっとも重要なのは、状況判断。そのやり方をお教えしましょう」と語る伊丹大介プロに、フェアウェイバンカーから乗せるための“4つのルール”を聞いた。

PWで100ヤードを打つ感覚でスウィングしよう

ーーバンカー中央の平らなライからのショット。気をつけることは?

「ダフリ厳禁なので、ボールだけ払い打つのが安全です」(伊丹、以下同)

ーー難しそうですが......。

「自然にハーフトップさせるつもりで打ちましょう。1番手上げて、短く持って、ボールの近くに立ちます。両ひざを少しゆるめると、両ひざの高さが保てて、ダフりにくくなります。足元がズレないように、体重移動を抑えて振るんです」

ーーどれくらいの強さで?

「PWで軽めに100ヤード打つとしたら、バランスよく振れますよね。あの感じなら芝の上から打つ感覚で振れます」

画像: 砂を取らずにハーフトップ狙い!

砂を取らずにハーフトップ狙い!

この4つを守れば自然にハーフトップになる!

【1】ワンクラブ上げて短く持つ【2】ボールの近くに立つ【3】ひざをゆるめる【4】その場で回転する。この4つのルールを守れば、自然にハーフトップで打つことができると伊丹。

「大ぶりできないバンカーでは、フェアウェイよりも1番手上げて、1インチ短く持ちます。これでミート率も上がります。短く握るぶん、ボールの近くに立ちます。軌道がアップライトになるので、払い打ちでも、自然にボールを上からとらえられます。

ハーフトップに打つには、両ひざの高さを変えないことがポイント。そのためには、ひざを突っ張らず、少しゆるめておきます。フットワークを使いすぎると、足元がズレて打点が狂います。体重移動を抑え、その場で体を回すイメージでコンパクトに振ります」

画像: 番手は6番。弾道はライナー性のボールをイメージしよう!

番手は6番。弾道はライナー性のボールをイメージしよう!

ドライバーが曲がってフェアウェイバンカーに入っても、「4つのルール」を守って打てば、きっと2オンできるはずだ。

写真/増田保雄

(週刊ゴルフダイジェスト2016年12/6号より)

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