「今のショット、体が回ってなかったよ」ミスのあと、そんな風に声をかけられたことは誰にでもあるはず。にも関わらず、しっかり回そうと思うと今度は体が開いてスライスしてしまう……。多くのアマチュアを指導してきた長田高明プロに、どうすればいいのか、教えてもらおう。

体を回す意識は必要ない

ーー体を回さなきゃいけないはずなのに、それを意識すると体が開いてスライスしてしまう。一体なにが原因なのでしょうか?

「一口で言うと、回転過剰のためにスピンアウトが起きているのです。まずバックスウィングで肩を大きく回そうとして上体が起きたり、軸が右にブレたりします。そして切り返しでも肩を早く回そうとするため、右足体重のままで体が回転して左腰が引けてしまいます。これは回転ではなくて、体が早く開いているにすぎません」(長田プロ)

画像: 切り返し以降、体を早く回そうとすると右足体重になり、右肩が前に出る

切り返し以降、体を早く回そうとすると右足体重になり、右肩が前に出る

ーーつまり、「体を回そう」という意識が間違った回転を誘発し、インパクトで体が早く開いてしまう現象を生んでいるわけですね。

「そうですね。正しい回転をマスターするには、バックスウィングで前傾軸に対して肩を正しく回すことと、切り返し以降でお尻の回転を修正することが大切です」(長田、以下同)

左足を踏み込んで上体の捻転をほどく

ーー正しい回転を身につけるには、どうしたいいのでしょうか。

「バックスウィングでは右ひざを動かさずに腰を最大で45度の回転角度に抑えます。体の柔軟性にもよりますが、トップの肩の回転角度は90度くらいになるでしょう。そして、切り返しでは体を回さないこと。これが一番重要なポイントです」

ーー体を回さないなら、どうすればいいのでしょうか。

「切り返しでは腰を左にスライドして体重を左足に乗せましょう。左足を踏み込んで左サイドの壁を作るのです。それと同時に右足を蹴って右ひざを伸ばしながら腰を左に回します。このお尻の回転と連動して肩が回れば、体が早く開いてしまう欠点が修正されます」

画像: バックスウィングでは右ひざを固定し、お尻の回転を45度くらいに抑えるのがポイント。切り返しでは腰を目標方向に平行移動し、体重を左足に乗せる。左足を踏み込んで左サイドの壁がつくれたら、右足の蹴りを使ってお尻を一気に左にターン。

バックスウィングでは右ひざを固定し、お尻の回転を45度くらいに抑えるのがポイント。切り返しでは腰を目標方向に平行移動し、体重を左足に乗せる。左足を踏み込んで左サイドの壁がつくれたら、右足の蹴りを使ってお尻を一気に左にターン。

この記事は、発売中の週刊ゴルフダイジェスト2017年11/7号の特集「球がつかまる体の開きの抑え方」より。体を回そうとするとミスが出てしまう人の特効薬になるような内容になっているので、注目だ。

写真/増田保雄

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