2017年10月10日にアイアンショットの動画、15日にはドライバーショットの動画を自らのSNSで公開し、順調な回復ぶりをアピールしてきたタイガー・ウッズが、10月23日に自らの代名詞ともいえる低く抑えた弾道を放つ“スティンガー”を公開した。これは復帰が遠くないことのサインなのか。じっくり分析してみた!

鋭く低く一直線に飛ぶ「スティンガー」

画像: Tiger Woods on Twitter twitter.com

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狙いすました一点に向けて矢のような弾道が特徴の得意技・スティンガーを放つ動画を、タイガー・ウッズが自らのSNSで公開した。全盛期を思わせるスウィング、そして弾道がそこからは見て取れるが、これは早期復帰へのサインとみていいのか?

「2000年に来日した当時24歳のタイガーが放ったスティンガーを目の前で見たことがあります。それは地上から5メートルくらいの高さを一直線に真っすぐに飛ぶ矢のようなショットで、何度打っても同じ高さで同じ場所に落ちる素晴らしい精度に驚きました。17年後、41歳でケガから復帰を目指す、いわば病み上り状態で打ったこのショットは、全盛期のショットと比べると迫力において物足りなさは否めません。ただ、ツアー復帰へ向けて技術的にも体調的にも順調に回復していると言えるのも間違いないと思います」

そう語るのは、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修。

「スティンガーはボールをやや右に置いて浅い入射角でインパクトし、フォローもそのまま低く抜いていくことが重要です。低く打とうとしてダウンブローが強くなるとかえってスピン量が増えてボールは吹き上がってしまいますが、SNSに投稿した動画から切り出した画像を見ると、まさしくクラブが浅く入り、低く抜けています。技術的にも高いレベルに戻ってきていると思います」(中村)

画像: 低く打ちだし矢のように飛ぶスティンガーショットは、ヘッドの入射角は浅くフォローも低く抜ける twitter.com

低く打ちだし矢のように飛ぶスティンガーショットは、ヘッドの入射角は浅くフォローも低く抜ける

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中村いわく、浅い入射角でフォローが低く抜けるためには、前傾角のキープが重要になる。前傾角を保つには柔軟性と、腹筋や腰回りの筋肉を使って打つ必要があるため、そもそもスティンガーはケガを負った体には非常に負担の大きいスウィングだと言える。

そういう意味で、スティンガーを打てるようになったということは、すなわち体が順調に回復している証拠だという。

画像: ダウンスウィングとフォローで前傾角が変わらずに振り抜いている twitter.com

ダウンスウィングとフォローで前傾角が変わらずに振り抜いている

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まだまだ途上とはいえ、順調な回復ぶりを盛んにアピールしている最近のタイガー・ウッズ。無理せずに、万全の状態でファンの前に再び元気な姿を見せてもらいたいものである。

写真/姉崎正

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