「みんなのゴルフダイジェスト」の編集者でもあるプロゴルファー・中村修が、シングルハンディの編集部員のスウィングを見て、「ダウンでヘッドが垂れてますよ。もしかして、ヘッドをインから下ろそうとしてませんか? それカン違いですよ」。えっ、ヘッドをインから下ろしちゃダメって、どういうことなの? 中村に解説してもらおう!
カン違いが“ヘッド垂れ”の原因
イン・トゥ・インの軌道を、多くのアマチュアゴルファーは勘違いしています。イン・トゥ・インの正しい軌道を体感できるいい方法があるので、まずはそれから紹介しましょう。
アイアンのヘッドにひもを結び付けて、後ろから引っ張ってもらいながらゆっくりとクラブを下ろします。やってみてください。
飛球線の真後ろからひもを引っ張ってもらいながらクラブを下ろしてくると、正しいイン・トゥ・イン軌道になりますね。このときのヘッド位置、どう感じます? 「なんだかヘッドがとても遠くに感じる」という人が多いのではないでしょうか。アウトサイドから下りてくるように感じるかもしれません。
多くのアマチュアの方が、正しいヘッド位置を自分から離れた位置に感じてしまう。だから、インからクラブを下ろそうとしてしまうのです。
リボンを付けて振ってもわかりますよ
ヘッドに長めのリボンを結んでスウィングして、飛球線後方から見てもらっても、ヘッドとシャフトの軌道のズレを簡単にチェックできます。ヘッド軌道(リボンのライン)はシャフト軌道と同じか、やや上を下りてくるのが正解。勘違いしたスウィングだと、このリボンがシャフトのラインより下になってくるはず。これでは“ヘッドが垂れている”状態です。
この記事は、発売中の週刊ゴルフダイジェスト2017年11/14号の特集「『インサイドイン』の謎が解けた!」より。みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファー・中村修のレッスン、続きは本誌でチェックしよう。
写真/増田保雄