タイガー・ウッズが帰ってくる。11月末からバハマで開催される試合「ヒーロー・ワールドチャレンジ」での9カ月ぶりの“実戦復帰”が表明したのだが、今回の復帰までは本当に色々あった。クラブ契約で幕を開け、PGAツアーへの復帰、逮捕騒動、手術、熱愛報道など、“激動すぎる”というべきタイガーの2017年をひとまず振り返る!

1月復帰、2月にリタイア、4月に手術、5月には……

タイガーの2017年は、まさに“激動”という言葉がふさわしい一年となった。

1月のファーマーズ・インシュランス・オープン出場を前にテーラーメイドとのクラブ契約を発表し、新しい武器を手にPGAツアーに復帰したのは(予選落ちではあったが)良かったものの、翌2月第1週に出場したオメガ・ドバイデザートクラシックでは初日77を叩くと腰痛を訴えて棄権。再びツアーの舞台から姿を消す。

その後もイベントなどには顔を出していたが、4月に4度目の手術を受け、長い療養とリハビリの生活に入った……と思ったら、その治療薬の影響下で運転していた容疑で5月に逮捕。「タイガーをもう一度ツアーで見ることはできるのか?」という不安さえ浮かんだ。

9月に公の場に復帰。10月にスウィング動画投稿開始。そして11月に復帰を宣言

そんなタイガーが久しぶりに公の場に姿をあらわしたのが、9月末に開幕した米国と世界選抜の対抗戦、プレジデンツカップ。米国チームの副キャプテンとして、自身が経営するレストランのマネージャー、エリカ・ハーマンさんを同伴しての“現場復帰”だった。

そして、10月に入ると自身のSNSを利用してスウィング動画の投稿を開始。復帰への順調な回復ぶりをアピールし続ける中で、10月30日の“復帰宣言”となった。復帰に選んだのは、1年前にも復帰の場として選択した、自身の財団が運営する大会、ヒーロー・ワールドチャレンジだ。

間になにがあったにせよ、タイガーが復帰して嬉しくないゴルファーはいない。元気にプレーする姿(そして怪我なくプレーできることを)を楽しみに待ちたい。

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