2017年10月に行われたマイナビABCで悲願の初優勝を飾った小鯛竜也。弱冠17歳でプロ転向後、長く苦しい時を乗り越えてつかんだ勝利だった。そんな彼の武器でもある、切れ味鋭いアイアンショットを生み出すこだわりのクラブたちについて聞いてみた。
フィーリング重視のヘッドをチョイス。アイアンが14本の主役!
マイナビABCチャンピオンシップで初優勝を挙げた小鯛。バッグの中は、アイアンが目立つ。そこにこそ、彼のクラブに対するこだわりがある。
「僕はできるだけ、オフセットがなく、構えたときに真っすぐ見えるものが好みです。むしろ、リーディングエッジが前に出ているくらいのほうがスウィングのイメージが湧きやすいんです。だからお願いして、バックソールからハンマーで叩いてリーディングエッジを前に出してもらっているんです。これはミズノの職人ならではだと思います」(小鯛)。
持ち味の“フェード”を活かしてくれる理想のクラブたち
ミズノとクラブ契約をしたのは、4年前のこと。アイアンを替えたことでスウィングも変わったと振り返る。
「フェードが持ち味の僕にとって、クラブが遅れる感じが出るものは合いません。グースだと、少しですがその感覚が出てしまいます。でも、ミズノのアイアンは、構えたときに真っすぐだし、僕の要望にも応えてくれる。ピッタリ合いました」(小鯛)。
アイアンを重視していることは、セッティングを見れば感じ取られる。ショートウッドは使わず、ユーティリティも硬派なアイアン型を使用しているのだ。
大阪出身の27歳。堅実なプレースタイルでミズノのアイアンに絶対的な信頼を寄せる小鯛の、次の目標はツアー2勝目だ。
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写真:岡沢裕行