フィーリング重視のヘッドをチョイス。アイアンが14本の主役!

それぞれに役割を持たせたユーティリティからアイアンのセッティング。より精度を求められるショートアイアンになるほど、フィーリング重視のヘッドを選んでいる。UT「ミズノ MP-H4」、アイアン(3I~5I)「ミズノ MP-66」、(6I~PW)「ミズノ MP-5」
マイナビABCチャンピオンシップで初優勝を挙げた小鯛。バッグの中は、アイアンが目立つ。そこにこそ、彼のクラブに対するこだわりがある。
「僕はできるだけ、オフセットがなく、構えたときに真っすぐ見えるものが好みです。むしろ、リーディングエッジが前に出ているくらいのほうがスウィングのイメージが湧きやすいんです。だからお願いして、バックソールからハンマーで叩いてリーディングエッジを前に出してもらっているんです。これはミズノの職人ならではだと思います」(小鯛)。
持ち味の“フェード”を活かしてくれる理想のクラブたち
ミズノとクラブ契約をしたのは、4年前のこと。アイアンを替えたことでスウィングも変わったと振り返る。
「フェードが持ち味の僕にとって、クラブが遅れる感じが出るものは合いません。グースだと、少しですがその感覚が出てしまいます。でも、ミズノのアイアンは、構えたときに真っすぐだし、僕の要望にも応えてくれる。ピッタリ合いました」(小鯛)。
アイアンを重視していることは、セッティングを見れば感じ取られる。ショートウッドは使わず、ユーティリティも硬派なアイアン型を使用しているのだ。

ドライバーは球持ちがよく、しっかり振り切れるため、フェードで飛距離が出せる。フェースでボールを押す感覚が持てることが気に入っている点だ。ドライバー「ミズノ MP タイプ2」(8.5度)

ある程度の飛距離を求めているのが3番ウッド。フェアウェイウッドはこの1本なだけに、飛距離と方向性のバランスを選んでチョイス。3W「ミズノ プロトタイプFW」(15度)

打感のよさが申し分ないウェッジ。フェースに乗る感覚が出しやすく、スピン量をコントロールできる。AW「ミズノ T7ウェッジ」(52度)、SW「ミズノプロ S18ウェッジ」(58度)
大阪出身の27歳。堅実なプレースタイルでミズノのアイアンに絶対的な信頼を寄せる小鯛の、次の目標はツアー2勝目だ。
さらに詳しいクラブスペックは、週刊ゴルフダイジェスト11/21号「pro's spec」をチェック!
写真:岡沢裕行