2017年のTOTOジャパンクラシック練習日。練習場で「長尺アイアン」を振る川岸史果の姿があった。まさかツアー終盤に向けての秘密兵器!? それとも……? 気になるので、川岸史果のコーチでもある井上透プロコーチに聞いてみた。
まるでアイスホッケーのスティックみたい
こんにちは! バンキシャM子です。プロたちの中にはそれぞれ独特の練習をしている方も多いのですが、そんな中でも特にインパクトのあった選手をご紹介します。2017年TOTOジャパンクラシックの練習日、練習場で「長尺アイアン」を振っていたのは川岸史果プロ。
なんとインパクトのあるクラブなのでしょうか……。最初は普通のアイアンのように打っていた川岸プロですが、そのうち両手の間隔を開けて打ち始めました。もうゴルフじゃなくてアイスホッケーみたい! なぜこのような練習をしているのか、川岸プロのコーチでもある井上透プロコーチに話を聞いてみました。
井上:実はアイスホッケーのスウィングはゴルフと親和性が高く、その感覚で振るための器具で、私の手作りなんですよ。
M子:手作りですか! その動きが川岸プロに必要だったということですね。川岸プロのどういうところを直すためにあの練習をしているのでしょうか?
井上:彼女はダウンブローが強くなりやすい傾向があるので、浅い入射角で振るために、地面の目標物をとらえるアイスホッケーのような動きでスウィングをイメージさせたい。そのために、あの練習器具で練習させています。
とのことでした。生徒のスウィングの弱点を見つけて、それを解決するためにご自身で練習器具まで作ってしまう井上プロコーチには感服です。
プロもそうですが、我々アマチュアゴルファーも自分に合った練習をしていくことが上達への近道なのかもしれませんね!