木曜日に幕を開けるダンロップフェニックスで、2017年の日本ツアーに“初参戦”する松山英樹。月曜日の今日は、コースで9ホールの練習ラウンドを行い、練習場で調整を行った松山。その調子を、プロゴルファー・中村修が現地からレポート!

11月13日月曜日の正午過ぎにコースに姿を現し、軽めの練習の後、練習ラウンドをスタートした今日の松山英樹選手。左手首が少し痛いのか、専属の飯田光輝トレーナーにマッサージをしてもらう姿が見られましたが、ショットの調子は悪くありません。

画像: シャフトやヘッドなどをテストしつつ練習。ショットは好調のようだ

シャフトやヘッドなどをテストしつつ練習。ショットは好調のようだ

フィニッシュで片手を離したり、思うようなところに運べていないショットがないわけではありませんでしたが、そういう時でも表情に変化はなく、印象としては“スウィングのことはあまり気にしていない”様子。それよりも、どこを狙うか、どう狙っていくかのフォーカスしながら、9ホールをラウンドしているように見えました。全米プロ以降、思ったような成績を残せていないように見えますが、調子の悪い時期は脱したのではないでしょうか。

練習ラウンドでもっとも念入りに時間をかけていたのがグリーン周りのアプローチ。それも、似たような場所からラフの深さを変えてみたり、傾斜の度合いを変えてみたりと、かなり徹底的に、様々なアプローチの球筋をたしかめていました。

今日一緒に回っていたのは韓国生まれのアメリカ人選手、ハン・リー。ドライバー平均飛距離が約283ヤードのリーに比べ、ほぼ毎回10ヤード程度飛距離も出ていましたし、パターもどこからでも入ってしまうくらいタッチが合っていましたから、調子は悪くないと言っていいと思います。

画像: グリーン周りからのアプローチに、とくに時間を費やしていた

グリーン周りからのアプローチに、とくに時間を費やしていた

明日火曜日は、中嶋常幸選手、そして石川遼選手と練習ラウンドを行うとのこと。5週連続予選落ちと苦しんでいる石川選手ですが、松山選手と石川選手は同学年で、2016年にオーストラリアで開催されたワールドカップでは、松山選手が石川選手を指名し、ともに日の丸を背負って戦った仲。こちらも、大いに注目したいと思います。

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