タイガー&DJ組がトランプ大統領&ファクソン組とマッチプレー!?
「ほぼ2年間競技には出ていない。ほとんどなにもやってこれなかった。でもここからまた再スタートを切りたい。競技に出てリズムや流れをつかんでいきたいんだ。スコアカードをつけてゴルフすることを長らくやっていないから少し苦労するだろうけれどね」と復帰戦に向けた心境を語ったタイガー。
去る24日には自宅にほど近いフロリダ州ジュピターアイランドのトランプ大統領所有のコースで、大統領と一緒のラウンドを楽しんだという。
タイガーのパートナーは現世界王者のDJことダスティン・ジョンソン。トランプ大統領はシニア入りしているパターの名手ブラッド・ファクソンとペアを組み、マッチプレーで対戦したのだとか。

11月30日から開幕するヒーロー・ワールド・チャレンジに出場予定のタイガー・ウッズ(2015年全英オープン)
新旧世界ナンバー1の顔合わせとはなんとも豪華だが、注目すべきはファクソンの発言。
「タイガーはすごく元気そうだった。腰痛はまったくないようだ。飛距離もDJと五分五分。半分のホールでタイガーがDJをアウトドライブし、残りの半分をDJがタイガーをアウトドライブしていた」
ツアー屈指の飛距離を持つジョンソンをタイガーがアウトドライブ? もちろん競技となれば話は別だろうが、最近タイガーとラウンドしたリッキー・ファウラーの証言と符合する内容だ。
「弾道、打球音、すべて全盛期と引けを取らない」とファクソンは絶賛する。
本人もここのところジャスティン・トーマスやローリー・マキロイ、ジャスティン・ローズらと一戦を交え「自分のゲームの現状と比較することができた」と自信ありげなのである。
体調が戻り、競技に立ち向かう精神力が戻ったところで、あとは実戦にどう順応するか?
「ドクターからゴーサインが出で最初にドライバーを打ったときは150ヤードかそこらしか飛ばなかった。少しずつ振れるようになって現状まで持ってこられた。でもまた腰痛が再発したら元も子もないから、その辺を考えながら慎重にやるつもりだ。最終的には自分のフィーリングを信じたい」(タイガー)
いまはただ思わぬ落とし穴がないことを祈るのみ。復帰戦を含めタイガーの続報を今後もお伝えすることになりそうだ。
写真/姉崎正