日本に帰国以降、なかなか成績を出せずにいた石川遼。それがダンロップフェニックスあたりから復調の兆しをみせ、カシオワールドオープンでは決勝ラウンドで連日の66を出し、優勝争いにまで絡んだ。実は、その復活の陰にAON(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)の存在があったのだった。発売中の月刊ゴルフダイジェスト2018年1号に掲載中の内容をご紹介。

予選落ちを繰り返していた石川に、ジャンボが声をかけた

「遼、もっとフォローを意識しろ」

これは、10月のABCマイナビチャンピオンシップの予選ラウンドのスタート前、練習場で石川遼が打っているのを見て、ジャンボこと尾崎将司が駆け寄ってかけた言葉だ。帰国後に予選落ちを繰り返していた石川遼を思っての即席レッスンだった。

「バックスウィングとかダウン(スウィング)を気にするのではなくインパクトからフォローでゴルフをしないと。切り返しに間がないぞ」(ジャンボ尾崎)

そういって尾崎は自身の47.5インチのドライバーを「振ってみろ」と言わんばかりに石川に手渡した。

ジャンボのドライバーで打った球は300ヤード越えを連発。

「遼、クラブが長いから間ができるんだ。フォローがおろそかになっていると切り返しの間はできないぞ」(ジャンボ尾崎)

その翌週、石川はキャロウェイのスタッフに言って47インチのドライバーを練習用に作ってもらっていた。また、ジャンボからやるように言われた「フォロー打ち」もその日から続けてきた。

青木功も石川遼の不調を心配していた一人。HEIWA PGMの試合会場で4時間近くドライバーの練習をしていた石川遼の元へ行き、アドバイスを繰り返した。

画像: 青木功も石川遼の不調を心配し、アドバイスを送った

青木功も石川遼の不調を心配し、アドバイスを送った

「もっと肩を回せと言われました。フィニッシュまでしっかりと肩が回っていないと」

練習後のコメントでこのように語っていた石川遼。青木が言ったことはジャンボ尾崎と同じようにインパクト以降の話、もっとフォローとフィニッシュを意識するということだった。

どうしても手元が浮いてしまう石川は、それまでバックスウィングやダウンスウィングの動きを修正して手元を抑えようとしていた。ジャンボや青木はそれをフォローやフィニッシュで直せというのだ。

そして石川の復活を後押ししたのがフェニックスでの中嶋常幸との練習ラウンドだった。

「中嶋さんと英樹(松山)が一緒に回るというのを聞いてそこに入れてもらったんです。中嶋さんが見ている緊張感のある状況で、練習場でできているスウィングができるか。それを見極めたかった」(石川遼)

わずか9ホールの練習ラウンドだったが、石川のドライバーはほぼフェアウェイをとらえた。

「思ったより悪くないな」と中嶋も太鼓判。大先輩とのラウンドで、自分が取り組んでいることが間違っていなかったと確信したのだった。

画像: ダンロップフェニックスでは中嶋・松山と練習ラウンドを行った

ダンロップフェニックスでは中嶋・松山と練習ラウンドを行った

カシオワールドオープンでは思い切りのいいスウィングをするかつての石川遼の姿に戻っていた……。

この内容、詳しくは月刊ゴルフダイジェスト2018年1月号に掲載しています。

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