最近、ちょっと体力が落ちてきたかな、飛ばなくなったのかな、とお嘆きのあなた。ふと自分の足元を見ると、スタンス幅が狭くなっていませんか。それは、振り切る力が若い頃よりも低下している証拠。10年、20年と時計を戻すことはできませんが、振り切る力を取り戻すことは可能だという。そのためには、いままで楽をしてきたスウィングを脱ぎ捨て、「体の捻転を使って振ることが必要」と米田貴プロはいう。さあ、スタンス幅をちょっと広げて、振り切る力をマックスにするコツをつかもう。

身体を使わなくたって手打ちになりやすい

いつの間にかスタンス幅が狭くなっていた......。これは、加齢による柔軟性の低下が一番の原因、と米田プロ。

「柔軟性が低下すると、体を捻るのがキツくなるので、捻転不足を補おうと、無意識のうちにスタンス幅が狭くなってしまいます。そのほうが楽に体を回せますからね」(米田、以下同)

たとえば、クラブを軽いものに替えると、振りやすいから一時的にスピードは上がる。だが、軽いと手先だけで振れるため、徐々に体を使わなくなり、手打ちになって飛距離が落ちる。それと似ている?

「スタンスが狭くなるにつれ、捻転量が減っていき、見た目は身体が回っているけど、パワーが溜まらないので、手や腕の力でクラブを振るようになる。飛距離が落ちるのは当然です。身体のケアもしつつ、捻転のパワーで振り切れる、最適なスタンス幅を取り戻す。これが飛距離アップにつながるんです」

画像: ねじってこその振り切り力!

ねじってこその振り切り力!

広いスタンスだと捻りやすい

スタンスを広くしたほうが、上半身と下半身の捻転差を作りやすく、それが飛ばしのパワーになると米田プロはいう。

「スタンスが広いと重心が下がるので、スウィング軌道がフラットになり、遠心力もより使えるようになります。肩は90度、腰は45度が理想です」

画像: 肩は90度、腰は45度。「捻転差にパワーが溜まります」

肩は90度、腰は45度。「捻転差にパワーが溜まります」

この記事は、週刊ゴルフダイジェスト2017年12/26号の特集「振り切るチカラ大研究」の一部を抜粋。年齢とともに振り切る力が衰えてきたなと感じる人にとって参考になる内容がズラリ! 続きは本誌にてチェックしよう。

写真/増田保雄

This article is a sponsored article by
''.