スウィングのリズムは、ゴルファーによってまちまち。だが、これからの季節は寒くて体が回りにくいし、着ぶくれもしやすくて、体の動きが制限されやすい。だからこそ、暖かい季節以上にリズムを大事にすべきだ。リズムにおいて究極の見本である宮里藍プロのように「イチ、ニ~、サ~ン」のリズムで振れれば、スウィングの再現性が高くなる。実はこの「イチ、ニ~、サ~ン」の“~”にこそ、打ち急ぎを解消する秘訣があるという。

リズムが不安定では、ナイスショットは生まれない

正しいスウィングを身に付けようとすると、その形ばかり気にしがちだが、ナイスショットするためにはリズムが最重要だと細川和彦プロは言う。

「体と腕の各パーツが正しく動いても、リズムが不安定になればナイスショットは生まれません。反対に動作が理想とかけ離れていても、リズムが一定であれば曲がり幅の弾道になります」(細川、以下同)

では、自分なりのリズムを見つけるには、どうしたらいいのか。

「人にはそれぞれ、体内リズムというものがあります。その体内リズムとスウィングを合わせることで、リピートしやすいスウィングになります」

画像: 「『イチ、ニッ』だと腕の振りに頼りやすく、打ち急ぎやすくなります。音引きが入ったリズムで振れば、体を使ったスウィングになるので球筋が安定します」

「『イチ、ニッ』だと腕の振りに頼りやすく、打ち急ぎやすくなります。音引きが入ったリズムで振れば、体を使ったスウィングになるので球筋が安定します」

この体内リズムを引き出す際、「イチ、ニッ」と「イ~チ、ニ~」の“音引き(おんびき)”を入れた動作を比べてみよう。音引きが入ったほうが、滑らかに大きく体全身を動かしやすいことに気が付くはずだ。

画像: 「~」の間合いで大きなスウィングになる

「~」の間合いで大きなスウィングになる

そうやって作られた細川のトップは左ひじが折れて、クラブヘッドが水平よりも下がっている。いわゆるオーバースウィングだが、これにはちゃんとした理由がある。

「僕はクラブをゆっくり振ってリズムをつくりたいタイプですから、トップでいったん静止する感覚を大事にしています。左手親指でクラブを支えてトップをつくり、クラブの重さを感じるのがポイント。左腕を無理に伸ばすと左肩が回らないし、トップでも肩や腕が硬直してしまいます」

寒さで体が硬くなるこれからの季節はとくに、オーバースウィングくらいでちょうどいい深いトップが作れるのだという。「ニ~」の間合いでテークバックし、クラブヘッドが視界に入るような深いトップを作ってから「サ~ン」のフォローへ移行していく。

画像: トップの位置で左手の親指にクラブが乗ることが大事。「ニ~」の間合いでテークバックし、クラブの重さがしっかり感じられたところがトップの位置だ

トップの位置で左手の親指にクラブが乗ることが大事。「ニ~」の間合いでテークバックし、クラブの重さがしっかり感じられたところがトップの位置だ

この記事は、週刊ゴルフダイジェスト2018年1/2号の特集「魔法の音引きリズム『イチ、ニ~、サ~ン』」の一部。リズムよく振ることはメリット一杯なのだ!

写真/増田保雄

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