2018年から国内ツアー復帰とともに、JGTO選手会長に26歳3カ月の最年少で就任した石川遼。現在シーズンを戦い抜くためのクラブセッティングをテスト中だという彼が選ぶ14本とその理由とは?
柔らかな打感が飛ばしに直結! 新ドライバー“ローグ”
今年の主戦場として、日本ツアーを選んだ石川遼。実戦に向けてスウィングとクラブの調整を続ける、現在のバッグの中を覗かせてもらった。
「新ドライバーのローグを打ってみて、第一に気に入ったのは打感の良さです。フェースの球乗りが良く、前作エピックのように当たった瞬間に弾き飛ぶ打感ではなく、インパクトでフェースにくっつく“間”があるんです。そのうえで弾き飛んでいきます。だから、球筋の安定度が良く、初速も1~2m/s上がっています。結果として、飛距離の平均値が伸びていることを実感しています。ローグは、つかまりのいい順に、スター・スタンダード・サブゼロと3種類ありますが、僕が現時点でバッグに入れているのは、サブゼロ。シャフトとのマッチングもあると思いますが、出球が真っすぐでそのまま伸びていく弾道で、飛びざまが落ち着いています。これは、柔らかな打感とも関係していますね」(石川)。
慣れたアイアン型UTか、操作性の新UTか!?
「これまで、僕はユーティリティをほとんど入れないセッティングでプレーしてきました。ですが、ローグの新しいユーティリティを打つと、本当に打ちやすい。高く強い球が基本で、抑えにいっても狙いどおり低くなります。戦力になりそうですね」(石川)。
打感と球筋の安定感が最高という新ドライバーに加えて、ローグのユーティリティが石川のゴルフに、新たな彩りを加えるかもしれない。
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写真/姉崎正、有原裕晶