太陽高度が低いこの時期、土手に覆われているバンカー内は日が昇ってからも日陰になっている部分がある。地中が硬く凍っているのに気が付かず、ヘッドが跳ねてホームランしてしまったという経験はないだろうか? そこで今回は、凍ったバンカーでもミスなく確実に脱出できる方法を、高山準平プロに紹介してもらった。

凍っていてもヘッドを潜らせる体勢を作る

ゴルフダイジェスト編集部(以下GD):凍ったバンカーの対策を教えてください。

高山準平(以下高山):砂にヘッドが弾かれないように、上から打ち込めるアドレスを作ることです。

GD:ヘッドを砂に入れるんですか?

高山:そうです。フェースをかぶせてリーディングエッジから入れれば、ある程度ヘッドがボールの下に入ります。ボール1個ぶん右にセットして、そこを狙って打ち込むようにしましょう。

画像: ヘッドはボール1個ぶん、右から入れること

ヘッドはボール1個ぶん、右から入れること

GD:それでは打ち方を教えてください。

高山:テークバックで、左手親指にクラブを乗せるようにして、ヘッドを素早く高く上げます。

GD:コックを強く使って打ち込むということですか?

高山:そうです。素早く動かすことでヘッドスピードがつき、高く上げることで、鋭角に下ろすことができます。あとは、フォローを取らずに打ち込むだけ。凍ったバンカーでもヘッドが弾かれず通常のバンカーショット同様に打つことができますよ。

画像: インパクトで止めるくらいの極端な意識を持つと、ヘッドが弾かれずナイスアウトできる

インパクトで止めるくらいの極端な意識を持つと、ヘッドが弾かれずナイスアウトできる

この記事は、週刊ゴルフダイジェスト2018年2/20号の特集「日陰のバンカーにご用心!」の一部を抜粋。この時期の大敵ともいうべき凍ったバンカーの攻略法ともいえる方法が載っている。続きは本誌で確認しよう。

写真/有原裕晶

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