バンカーはなんといってもアマチュアゴルファーの鬼門。にも関わらず、パワーのない可憐な女子プロはいとも簡単に脱出し、ピッタリ寄せてくる。教え上手の美人女子プロ、荒井舞プロに、簡単に脱出するための秘訣を聞いた。
バンカーからベタピン！ とはいかないまでも、ただ脱出するだけでいいなら、アマチュアでもすぐにできるようになると荒井プロは言う。
「アマチュアの方の多くは正しい構えができていませんから、まずは正しい構えを覚えてましょう。それだけで、ずいぶん違うと思いますよ！」（荒井プロ）
構えの基本は、フェースを開いてクラブを持ち、フェースを開いたぶんだけ左を向いて構え、スタンスなりに振ること。不安定な砂の上でも体がグラつかないよう、足はしっかりと砂に埋めよう。
足の裏は、砂の状態を確認するための大事な「センサー」でもある
まず大事なのはフェースを開いてクラブを持つこと。クラブを握ったら、グリップを回してフェースを開こう。
フェースは、グリップを回して開き、手先で開かないことが大事
ボール位置が普段よりもボール1～2個ぶん左になるようにアドレスしたら、ボールを中心に反時計回りに、フェースが目標を向くまでスタンスを左に向けていく。そして構えたスタンスに対してスクェアに、普段どおりスウィングする。
普段よりもボール位置が左なぶん、ヘッドはボールの手前に落ちるが、そのまま「1万円札1枚ぶんくらいの砂を前に飛ばすイメージ」だと荒井プロ。
1万円札の幅の砂ごとボールを飛ばすイメージ
「ボールが1万円札の上に乗っていて、そのお札ごとボールを打つイメージでスウィングすると、上手く砂を飛ばせます。この感覚でバンカー練習場で練習すれば、苦手意識なんかすぐになくなってしまいますよ！」（荒井プロ）
コースや近所のゴルフ練習場にバンカー練習場があったら、ぜひこのイメージ、試してみよう！
写真/小林司、協力/宍戸ヒルズカントリークラブ
