ダスティン・ジョンソンは現在首位と3打差の6位タイ
こんにちはケンジロウです。メキシコのチャプルテペックゴルフクラブからお届けしております。WGCメキシコ選手権の3日目が終わりました。やはりいま調子のいい選手がスコアを伸ばしてきましたね。
ヨーロピアンツアーから参戦のインド人選手S・シャルマが5つ伸ばして単独首位。彼はいまレーストゥドバイ(欧州ツアーの賞金レース)で首位をひた走っていますからね。絶好調そのままにビッグタイトルをつかみそうな勢いです。ちなみに彼はPGAツアーの試合初めてなんですよ。もし勝ったら快挙ですよね。
一方でジャスティン・トーマスの本日9アンダーもびっくりですよね。裏街道スタートだったのに気づけば優勝争い可能な位置(4打差の単独10位)で終わりました。
さて気になるのがディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソン。なかなかスコアを伸ばせず、首位と3打差の6位タイでとどまっています。得意とするコースですが、いつもみたいにビッグスコアを出せませんね。
その調子の上がらないダスティンですが、実は昨日の試合前の練習場でこんなやり取りをしていたんです。写真1をご覧ください。
「もっと腰を切るイメージ? 前傾のキープが足りないかな……」
なんて会話が聞こえてきそうで、携帯を耳に当てながらシャドースウィング。しきりに腰の動きをチェックしていました。
電話の相手はおそらくコーチのブッチ・ハーモン。キャディにスウィング動画を撮ってもらいそれをブッチに送ってその返事を電話で受けているんですね。
その後も左手に携帯電話を持ち、右手1本で球を打ちながら体の動きを確認していました。
世界No.1の即席“電話レッスン”。試合前に緊急レッスンを受けるほどスウィングにちょっと不安があるんでしょうね。
確かに今週のダスティンはショットが曲がっています。2日目にもティショットを曲げて林に入れ、際どいところを狙って木に当ててOBというシーンもありました。
それでも3日目を終わって優勝争いの位置にいるのは凄いところですけど。
さあ、最終日は昨年のようにビッグスコアを出して連覇なるか? WGCのタイトルをとってマスターズへの弾みをつけたいものです。
写真/姉崎正