ラウンド前は3メートルの距離を徹底的に練習する

朝の練習グリーンを見ていると、練習方法は人によってさまざまです。ロングパットを練習する人、1メートルぐらいの距離を繰り返し打つ人など……。もちろん、やらないよりやったほうがいいことは間違いありませんが、短い時間でより効果的に練習したいものです。

練習グリーンで確認しておきたいのは、速さです。1カ月違えばグリーンのスピードは変化しますし、もちろん刈高によっても変わります。ですから、まずは今日のグリーンがどの程度のスピードなのかをチェックしましょう。

スピードを見るということは、すなわち距離感をつかんでおくということ。ですから、短いパットばかり練習するのは、距離感をつかむのには効果的とはいえません。一方、ロングパットは距離感という面ではいいかもしれませんが、1ラウンド中に何回その距離を打つのかを考えれば、「時間があればやる」程度のものと考えるべきです。

私がお勧めしたいのは、徹底的に3メートルの距離のパットを繰り返すことです。この距離なら距離感が身に付きますし、18ホールを考えてみたときに、この距離のパットの頻度がとても多いことに気付くはずです。

画像: 本番でも打つ頻度が多く、距離感もつかみやすいのが3メートルのパット

本番でも打つ頻度が多く、距離感もつかみやすいのが3メートルのパット

もちろん、腕前にもよりますが、アプローチで1メートルの距離に寄るよりも、3メートルぐらいの距離が残るほうが多いのではないでしょうか。そうなると、3メートルぐらいの距離のパーパットやボギーパットが入るか、入らないか、ということがスコアに直結します。

距離感が身に付くとラインの読みが正確に

3メートルの距離の練習でも、ボールをカップに入れにいかないことが重要です。入れにいくというときは実際の距離よりもかなり強めにヒットしていることが多い。練習で入れにいってカップに入ってしまうと、正確な距離感がつかめないうちにスタートすることになってしまいます。

よく「練習グリーンと本グリーンで速さが違うじゃないか!」と言う方がいますが、恐らくカップに入れる練習をしてしまった結果、オーバーの距離感で打ってしまっているからでしょう。練習グリーンと本グリーンの速さが違うわけではありません。カップに入れるのは、本番に取っておきましょう。

代わりに練習グリーンでのターゲットは、何かカップ大のものでもいいですし、ティでもいいぐらいです。3メートルの目標に対して、プラスマイナス10センチの距離感で打てるようにしてください。難しいと思う方もいるかもしれませんが、同じ3メートルを打ち続けるのですから、次第に距離感はつかめてきます。

なぜ、プラスマイナス10センチかというと、3メートルより10センチ長い、10センチ短いという微妙な距離感が身に付くと、実はラインの読みが正確になってくるからです。

例えば、3メートルのフックラインで、キャディさんから「この辺、狙ってくださいね」と言われたとします。しかし、言われたとおりに打ったのに、外れてしまった経験はありませんか。

なぜ外れたかというと、キャディさんがジャストタッチでの曲がり方を想定しているのか、あるいは30センチオーバーの距離感での曲がり方を示しているのかがわからないから。当然30センチ距離が違えば、それだけボール速度は変化するわけで、切れ方も変わってくるのです。

でも、あらかじめプラスマイナス10センチの距離を刻んでおけば、「ジャストタッチならこのくらい切れる」「ちょっと強気にいくなら切れ方はこれくらい」という判断が、キャディさんに頼らずに、自分自身で正確にできるようになります。

もし、時間とスペースに余裕があれば、狙う方向を左右に10センチずつずらして打つ練習もしておけば、方向性も磨かれます。これで、18ホール自信を持ってパットに臨めるはずです。

写真/増田保雄

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