飛距離アップに直結する「8つの項目」が測定可能
「この製品を見たとき、プロの間でも衝撃が走ったんです」というのはツアー7勝のショットメーカー・今野康晴プロ。
「基本、弾道測定器というと100万円を超えるモノがほとんど。プロでも購入をためらうので、アマチュアゴルファーなら、なおさらでしょう。それが、計算値でなく、実測値で測定できるのに、約10万円という価格で販売されているのですから話題にならないわけがないですよ。もちろん、高価な測定器よりも測定できる項目は少ないですが、この価格を考えれば、“飛びの3要素”やミート率があるだけで、十分。自分のスウィングを数値化できることで、必ず飛距離アップにつながります」(今野プロ)
ミーボで測定できる項目は8つ。
1.ヘッドスピード
2.ボール初速
3.ミート率
4.キャリー
5.打ち出し角
6.スピン量
7.滞空時間
8.最高到達点
この8つで、いずれも飛距離の直結する重要な要素ばかり。これにより、たとえば、「自分は思ったよりもスピンが多くて飛距離を損しているな」、とか、「ヘッドスピードが速いのに飛ばないのは、打ち出し角が低すぎるからか」といった気づきを、客観的に与えてくれるというわけ。ただ漠然と練習するのと、一球一球自分の弾道データを確認しながら練習するのでは、その効率は雲泥の差だ。
操作はiPhoneのアプリで簡単に行うことができ、測定データと動画を連動させることも可能だ。
トッププロ今野康晴の“ミーボ”活用術
【活用法1】ミート率に注目してみよう!
「数値化すると、ヘッドスピードを上げることに注力する人が多いですが、重要なのは芯で打つこと。ミート率が1.5に近いほど芯に当たっているということになります」
【活用法2】スロー動画撮影してみよう!
「正面から撮影すると、スウェイの有無や、頭が動いていないかなど一目瞭然です。また、スロー動画であれば、フェースの向きまで見えるので、分かりやすいですよ」
【活用法3】ラウンド中にも使ってみよう!
「ほとんどのゴルファーは緊張したり力んだりするので、コースでのスウィングは練習場のそれよりも悪いです。その事実を把握したいですね。測定は1番か2番ティで。ただしスロープレーは厳禁ですよ」
ミーボの価格は税込み9万7200円(税込)。アマチュアにはとても手が届かない存在だった弾道測定器が、この“買える”値段になったこと自体が事件だ。
写真/増田保雄
週刊ゴルフダイジェスト2018年3月20日号『弾道計測器ミーボに「プロ」も大注目!』より抜粋。詳しいスペックなどは本誌でチェックしよう!