ゴルフは飛距離だけではないところを見せたい
――まず、オファーの時のお話と、出てみようかなと思った経緯は?
横峯さくら(以下横峯):受けた時の気持ちはびっくりって感じでしたね(笑)。でも、やっぱり日本のゴルフ界の活性化に貢献できればいいなと思って、参加したいと思いました。
――男子競技といえば「パールオープン」も出場されていましたね。
横峯:そうですね、もう結構前……10年以上前だったかな(2005年に出場)。その時は今より若くて飛距離もしっかりあったし、自信もあったし、若いから「いける!」みたいなところがあったと思うんですけど(笑)。30を過ぎてこういうお話をいただいて、私自身すごく楽しみですし、いい経験になるんじゃないかなと思っています。
――200ヤード越えのパー3も多数あり、距離は長いですが……。
横峯:ホールでいえば6番と9番ですね。6番(パー3)はしっかり200ヤードあって……ティがふたつあるんですが、後ろのティだと(持つ番手が)3Wになっちゃって、しっかり悪くてもボギーに抑えていけたらいいかなと思っています。9番も470ヤードあって、昨日は風がフォローで(セカンドショットが)グリーン周りまで行ったという感じです。
――セカンドの番手はなんだったんですか
横峯:3Wです。結構厳しいですね。ティショットもすごい距離があるのに難しいところにバンカーがあって、私のドライバーのキャリーが220くらいなんですけど、そこらへんにバンカーがいっぱいあるから、頭を使うことになりそうで……頑張りたいですね(笑)。
――自分の中で目標としている部分は?
横峯:予選通過は目標にしていて、ひとつでも上を目指せるようにという気持ちでやりたいと思っています。
――ちなみに今回クラブは開幕戦から変えてないんですよね
横峯:そうですね。
――とくに長いクラブに変えようとは思わなかった?
横峯:ドライバーより飛ぶクラブが欲しいですね(笑)。
――普段の女子ツアーでは飛距離で置いておかれることはそうそうないと思いますが?
横峯:うーん、昔はそうだったと思うんですけど、今はパワーゴルフになってきていて女子でいうと平均くらい。でもゴルフは飛距離だけではないというところをお見せできればいいなと思っています。
――ペアリングは横田真一プロ、伊藤有志プロ、伊藤涼太プロに決まりました
横峯:伊藤涼太選手ってアマチュアですごく有名だった人ですよね。すごい組にいれていただいて……頑張ります。
――大体どれくらいのスコアを想定してますか?
横峯:プレーしてみないとわからないというのが正直なところで。女子ツアーだと、今の調子だとこれくらいだろうなと何となく想像はつくんですけど、男子ツアーは未知数ですね。
写真/有原裕晶