パトリック・リードの優勝で幕を閉じた2018年のマスターズ。日本人選手では松山英樹が19位、初出場の小平智は見事予選を通過し、28位タイと健闘した。余韻が冷めやらぬなか、今年初出場の小平がマスターズを戦い終えた今の思いと、今後の目標を語った。現地の週刊ゴルフダイジェスト記者がレポート!
マスターズに全力で挑んだことで見えてきた課題
最終日を72で回り、通算イーブンパーの28位タイで自身初のマスターズを終えた小平智。
「60台を出せそうなラウンドでしたが、惜しかったですね。取りこぼしが多かった。でも、これが今の自分です」
世界最高峰のセッティングであるマスターズに全力で挑み、これからの課題も見えてきたという。まずは、マネジメントだ。
「米ツアーのセッティングはヤーデージが長いだけでなく、ピンポジションも難しく、戦略的です。これまではドライバー一辺倒でしたが、3番ウッドやアイアンでの組み立て方も考えていきたい」
当面の目標は世界ランキング50位以内をキープすること。そして、昨年は“興味がない”と言っていた賞金王獲りも意識していくと明言。
「後から悔しい思いがこみ上げてきたので、今年は狙います。そういう気持ちになれたのは今年も一月から数カ月、苦しい思いをしたから。成長できたのだと思います」
オーガスタにも必ず戻ってくると明言した小平。程なく開幕する日本ツアーをけん引していくことは間違いない。