どの向きでもピタッと安定。フェース面がブレにくい
大手量販店のプライベートブランド(以下PB)は珍しくなくなったが、30年以上前から積極的に取り組んできたつるやゴルフ。ゴルファーに寄り添ったクラブのPBで、長きにわたってゴルファーに支持されている。
今回作られた「アクセル重心距離ZERO パター」は、呆れるほど正攻法でそれでいて関西の企業らしくアイデアに溢れた製品となっている。
2キロの軟鉄の塊から、ヘッドを削り出して作っているが、素材の20パーセント弱しか使わない贅沢な3Dキャビティフルミルドパターだ。独特のネック形状で、シャフト軸線上にヘッドの重心がある「重心距離0ミリ」を実現しているという。これは、シャフトの軸線上で打てば芯に当たるというのがメリット。ブレードタイプのパターながら、センターネックの利点である、ボールを芯でとらえやすいという機能も備えている。
市販のブレードタイプのパターは、シャフトの軸線上にヘッドの重心があるわけではない。ほとんどのパターは数ミリずれているのが、知る人ぞ知る常識。しかしこのパターは、重心距離ゼロを実現しているから、シャフトのバランスポイントを手のひらに乗せると、ヘッドの向きが360度どの向きでも安定する。
この360度バランスのおかげで、ストローク中にフェース向きが変わりにくく、また独自のシステムで、パターのライ角どおりに構えることができる。つまり正しく構えやすく、ストローク中にヘッドの挙動が安定していて、芯でとらえやすいという理想的なパターということだ。
パターというと、海外ブランドが幅を利かせているが、メイド・イン・ジャパンの意地を忘れず、精度と機能を愚直なまでに追求し、フェースを見ると遊び心も忘れない、凄いパターをつるやゴルフは作り上げたと言えるだろう。
アクセル 重心距離ZERO パターを2名にプレゼント
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写真/三木崇徳、文/田島基晴