ゴルファーの誰もが願う飛距離UP。しかしルールでフェースの反発に上限が決められている以上、簡単に飛距離アップを実現するのは難しい。ではどうしたらさらに飛距離を伸ばすことができるのか? キーワードは「飛ばしの3要素」だ。

ドライバーの飛距離には、3つの要素が大きく関わっている

「ボール初速」
「バックスピン量」
「打ち出し角」

「飛ばしの3要素」と呼ばれるこれら3つの要素は、全部高ければ良いというわけではなく、バランスが重要になってくる。しいて言えば「ボール初速」だけが高いほど良いとも言えるが、「ボール初速」が高いだけでは飛距離につながりにくいのだ。

簡単に説明すると自分が生み出せる「ボール初速」に対していかに適正な「バックスピン量」と「打ち出し角」を生み出せるかということが飛距離につながるカギとなる。

パワーがあって高い「ボール初速」を生み出せる人と、それほどパワーがなく「ボール初速」をそれほど生み出せない人では、適正な「スピン量」と「打ち出し角」は異なる。

画像: ボール初速が高いだけでは飛距離には直結しない

ボール初速が高いだけでは飛距離には直結しない

具体的な数値を挙げると、「ボール初速」が65m/s(ヘッドスピードで45m/sでほぼ芯で打った場合の予想値)以上出せるならば、打出し角は12~15度、スピン量は2700rpm前後だと効率の良い弾道になる。

「ボール初速」が56m/s(ヘッドスピードが40m/sでほぼ芯で打った場合の予想値)程度であれば、打出し角は15~18度、スピン量は3000rpm前後だと効率が良い。コースの環境や天候によっても影響を受けるので断言は難しいが、安定した飛距離を得るには上記の数値を目指すと良いだろう。

なぜヘッドスピードによって理想の打ち出し角とスピン量が変わるのかというと、ボール初速が速い方が前に飛ぼうとするエネルギーが大きいので、低く打出してスピンが少ないほうが重力や空気の抵抗に対して効率が良くなる。

それに対し、飛ぼうとするエネルギーが少ないボール初速が低い場合は、やや高めに打ち出してスピン量で少し滞空時間を長くしてやるとキャリーが出しやすく、ヘッドスピードに対して効率よく飛距離が出せるのだ。

画像: 正しい知識を身に着けて自分のスウィングを数値化しよう

正しい知識を身に着けて自分のスウィングを数値化しよう

これらの数値は、自分のスウィングの特性、主にヘッドの入射角と、ヘッドの性能、ロフト角、そしてボールの性能が大きく関わってくる。自分のスウィングの特性に合わせたクラブとボールを選ぶことで、弾道を理想値に近づけることが飛距離アップの近道だ。

飛びの仕組みをちゃんと覚えたら、我々アマチュアゴルファーにも手が届きやすくなった弾道測定器などを活用して、飛距離アップを図ってみてはいかがだろうか?

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