四半世紀トップランナーとしてゴルフ界を牽引してきたタイガー・ウッズとフィル・ミケルソン。スーパースター同士のドリームマッチがにわかに現実味を帯びてきた。賞金は1000万ドル=およそ11億円。勝者総取り方式のマッチにファンだけでなく関係者も心踊らせている。

ミケルソンによると11億円を賭けた勝負の18ホールマッチを「本当は7月3日にラスベガスで行う予定だった」のだとか。

テレビ番組の企画で対戦が実現するはずだったがスポンサー、放映権などの調整がつかず一旦話はお流れに。だが現在イベントの実現に向け関係者が動いているとアメリカのメディアが一斉に報じている。

米ツアー79勝のタイガーと43勝のミケルソンはこれまでに賞金だけで100億円前後稼いできた億万長者。スポンサー契約などを含めると毎年賞金の5倍から10倍の収入があるといわれている。

しかし当のミケルソンにいわせると「いくら稼いでいても11億円という賞金は魅力」。ギャンブル好きとして知られる彼にしてみるとノルかソルかの緊張感がたまらないのかもしれない。

「特別な2人の対決が楽しみ」という声が大半を占めるなか「本人たちが5億円ずつ出し合って勝った方が全獲りする。そういうマッチのほうがエキサイティング。自分の懐が痛まないなかでの勝負は面白みが欠ける」という意見も。

かつて犬猿の仲といわれた2人もここ数年は一緒に練習ラウンドをしたり笑顔を交わし合うなど仲が良い。

画像: マスターズで練習ラウンドを共にした姿は、大きな話題となった(写真は2018年のマスターズ。撮影/姉崎正)

マスターズで練習ラウンドを共にした姿は、大きな話題となった(写真は2018年のマスターズ。撮影/姉崎正)

「ライダーカップやプレジデンツカップで会話する機会が増えて、いまではお互いをからかったり、からかわれたり。ちょっとした会話の応酬を楽しんでいる」とタイガー。

「腰が悪かったときはメールで励ましてくれたり。僕がアプローチイップスだったときも技術面だけじゃなく哲学的なアドバイスをくれたんだ」と明かしている。

一時代を築いた2人の11億円マッチ。実現すれば大きな注目を集めることになりそうだが果たして?

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