毎シーズン、アマチュアゴルファーの飛ばしの夢とスコアアップの願いを叶えるべく、最新のテクノロジーをまとったクラブが次々と登場してくる。そのなかでもっとも注目されるアイテムといえば、ドライバーだ。ほかのクラブに比べて、いままでより飛ぶと、目に見えて結果がわかるため、商品のよさを感じやすい。しかし、いまより飛ばないと手に取ってもらえないというリスクもいちばん高い。
「ゼクシオ」は初代から安定の人気で、買って間違いないドライバーの代名詞だろう。「ゼクシオ テン」シャフトにバリエーションが増えたことで、ヘッドスピードが速めのゴルファーでもより使いやすくなった。
ミズノの「GXドライバー」も印象的なクラブだ。“軽・硬”をコンセプトに作られたMFUSIONシャフトの評価が極めて高く、ゴルフ業界で大きな話題となった。
変わり種クラブも注目を集めた。発売から大好評、ショップでも入荷待ち状態となったのが、プロギアの新コンセプトクラブ「Q」だ。重心を低く、接地面を限りなく小さくした独特のソール形状で、バンカーはもちろん、深いラフからでも抜けがよく、ナイスショットを生んでくれる。名称通りに“窮地”を救うクラブとして人気を博した。
アイアンに目をやれば、やはり“飛び系”に人気が集まった。中でも人気だったのが、打感の軟らかさを併せ持った新時代の飛び系アイアン、キャロウェイのローグスター。ストロングロフトだが、重心が深くて低いので球が上がる。
球が上がるのは、5番~8番のヘッド下部トウ側に内蔵されたタングステンウェートのおかげだ。重心が低くなるだけでなく、慣性モーメントが高くなり、オフセンターヒットに強いという、やさしいのに飛ぶアイアンになっている。
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