7月24〜27日の日程で開催されたLPGA(日本女子プロゴルフ協会)最終プロテスト。そこに、唯一のシード選手として挑み、見事合格を果たした三ヶ島かな。葛藤、重圧、喜び……晴れて“プロ”となった三ヶ島に、今の心境を聞いた。

今年のLPGA(日本女子プロゴルフ協会)最終プロテストはトップ合格となったエイミー・コガのスコアが20アンダー、合格ラインとなる20位タイのスコアが8アンダーという異例のハイスコアになった。

コースの難度やコンディションなど様々な要素はあるものの、このような展開になった要因の一つにツアー制度が来季から変更になることが影響している。来季からはLPGAの正会員でなければQT(翌シーズンの出場優先順位を争う予選会、クオリファイング・トーナメント)に参加できなくなるため、現在ツアーに出場している選手たちが今年のプロテスト受験に踏み切った。その中の一人が三ヶ島かなだ。

画像: 見事プロテストに合格した三ヶ島は父でキャディの直さんと笑顔を見せた(写真は2018年の女子プロテスト)

見事プロテストに合格した三ヶ島は父でキャディの直さんと笑顔を見せた(写真は2018年の女子プロテスト)

三ヶ島は2015年にプロテストに挑戦しているものの不合格。その年のQTで5位に入り、2016年の出場権を獲得した。2017年のQTではトップ通過を果たして、翌シーズンはフル参戦してシード権を獲得している。今回のLPGA最終プロテストでは唯一のシード選手であり。色々な意味でプレッシャーがあったであろうことは想像に難くない。

そんな三ヶ島に、テスト合格後の初戦となる「北海道meijiカップ」の練習日に、心境を聞いた。

「率直に嬉しいです。結果だけ見たら最高です。3年前と比べて意外とフラットな気持ちでコースにいられたと思います。精神的な部分も技術的な部分もツアーで2年戦った経験が生きているのかなと感じました」(三ヶ島、以下同)

三ヶ島は「結果だけ見たら」と内容的には不満気な様子だったが、何よりも合格することが重要なプロテストにおいて、不得意な展開にも焦らなかった点にたしかな成長を感じている。

「基本的に(スコアの)伸ばし合いは不得意なんですが、ある程度対応できたのは自信になりました。(リーダーボードが設置される)ツアーと違って周りのスコアはハーフターンの時になんとなくわかる程度で、はっきりとした順位はわかりません。最終日なんか、私は前半で37を打ってしまったんですが、ハーフターンの時に29を出している(選手がいた)のを見て、正直焦りました。でも、それでどんどんいかなきゃと思わず、あえてそういう気持ちを抑えるようにして目の前の1打に集中するようにしました」

画像: 最終日の朝は食事も喉を通らないほどの緊張に見舞われたが、トータル14アンダー、7位で通過した(写真は2018年の女子プロテスト)

最終日の朝は食事も喉を通らないほどの緊張に見舞われたが、トータル14アンダー、7位で通過した(写真は2018年の女子プロテスト)

三ヶ島がテスト受験を決めたのは締め切りの2日前のこと。来年から規定が変わるとの発表があってからも、シード権を獲ることを第一の目標においていた。しかし開幕戦をインフルエンザで欠場し、その後も手首の怪我などが重なり、賞金を思うように獲得できなかった。そんな自身の状況を冷静に見たときに「これはまずい」と感じ、もう2度と受けたくはないと思っていたプロテスト受験を決めたのだった。

「予定も計画も全部変わってしまいましたけど、テストに合格できたことは本当によかったと思います」

残りシーズンを新たな気持ちでのぞむ三ヶ島がどのようなプレーを見せてくれるのか注目したい。

撮影/川谷雄二郎

キャロウェイ

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