福田 最近、体力や体調に変化があるんです。試合でも3日目までは頑張って気合いも入るんですけど、4日目の朝になると、「体が疲れてる!」みたいになって。
松田 僕は昨年40歳で引退したんですけど、38歳までは元気でしたよ。ただ39歳からの2年間は一気に結果が出なくなった。ホームランが打てなくなってガクッときて。動体視力が衰えたんだと思います。
三ヶ島 私は昨年、コロナに罹って最終戦に出られなくて。免疫力が下がっている感じがしていて。
福田 かなちゃんは、私より全然年下だから。私は32歳です。
三ヶ島 私はこの前28歳になりました。
松田 僕は41歳です(笑)。でもね、若いときより技術的なものは上がっていくんですよ。僕は40歳になるときに技術は一番あったと思うんですけど、体力が技術をアピールさせてくれない。
福田 なるほど。ゴルフの技術はどうかな。奥が深すぎるから……。
三ヶ島 やることが増えるんですよね。それなのに元気な日が減ってくるんです。
――とはいえ、この日も元気いっぱいな松田氏に、女子プロ2人もパワーをもらったようです。現在解説とともにCS番組『熱男ゴルフ』のMCも務める松田氏は、「Sansan KBCオーガスタ」の金曜日にゴルゴ松本さんとラウンドレポーターを務めるという。
松田 今やっているゴルフ番組、引退して8割トークで2割ゴルフと言われて始めたんですけど、蓋を開けたら8割ゴルフだったんです。
福田 松田さん、解説の仕事に必要なことは?
松田 一緒にやってきた選手のことが一番わかっているのが同世代の強みです。僕も昨年まで現役だったので、今の野球界のこと、自分が経験したことを話しできるのがプラスだと思う。引退して20年の方は20年前の野球観などで話せるんですけど、今の野球とは少し違います。最新のホットな情報を入れてあげると聞いている方はうれしいと思います。
福田 私は思ったことを言っちゃうので、最初は副音声からと言われました(笑)。
松田 僕も言ってますよ。だって、ナイスバッティング、ナイスショットなんて教科書通りのことは誰でも言える。解説なら少しインパクトを強く、自分らしさを出していくほうがいい。だから“言い過ぎ解説”でいけばいいんです。皆と同じではないほうがいい。僕は困ったら「熱男!」と言っているし、それが人と違うところです。
福田 そうですか。
松田 令和な解説者を目指して、副音声を主音声に変えていったらいい。解説ではしっかり話すけど、普段は温和に静かだと、イメージに温度差をつける(笑)。
三ヶ島 私は解説、向いてなさそうでしょ。「は~い」とだけ言って。
松田 それもキャラにしたらいいですよ。
――“会談”の最後には、福岡在住の3人。福岡の魅力やおすすめのお店を聞きました。
松田 福岡は、海も近い、山も近い、空港も近い、駅も近い、はい、最高の街です。
三ヶ島 どこのお店に行っても当たります。全部美味しい。人もいいし、ご飯も美味しいし。
福田 皆さんと同じです。なんでもできますよね。ゴルフも山登りも釣りも。
松田 おすすめのお店は、僕はお店ではなくて、天神西通りと答えておきます。あそこには夢とロマンがあります。九州一番のストリートです!
福田 子どもの頃からの行きつけ「ニーハオポンユー」です。ソフトバンクの王会長の行きつけでもありますし、よく会っていました。ピーマンが美味しいんです。
三ヶ島 最近行く「焼肉きらくや」はコスパがよくて質もよし。ハラミ(隔膜)が美味しくて、締めのカレーもイケます。「焼き鳥須恵」は小学生のときから行っていて、地元でイチオシ。全部美味しいですけど、豚足と豚バラ。ここを超えるトロトロ豚足はありません。
――“真夏の会談”の続きは、週刊ゴルフダイジェストでどうぞ。
PHOTO/Shinji Osawa