米男子ツアーのレギュラーシーズン最終戦ウィンダム選手権。ブラント・スネデカーが2年半ぶりツアー通算9勝目を挙げた。大会初日ツアー史上10人目の「59」をマークし、50台のアドバンテージを守りきっての完全優勝だった。

60を切るのはゴルファーにとって永遠の夢。「まさか自分が50台をマークするとは…。普段あまり笑うようなゴルフができていないから今日くらいは思いっきり笑いたい」といったスネデカー。

今シーズン50台をマークしたのはスネデカーがはじめて。1977年のメンフィスクラシックでアル・ガイバーガーが史上初の「59」をマークして以来通算でも10人しかいない「クラブ59」のメンバーとなり「最高!」と人の良さそうな顔をほころばせた。

画像: ウィンダム選手権初日に59をマークし、通算9勝目を挙げたブラント・スネデカー(写真は2018年のザ・ホンダクラシック 撮影/姉崎正)

ウィンダム選手権初日に59をマークし、通算9勝目を挙げたブラント・スネデカー(写真は2018年のザ・ホンダクラシック 撮影/姉崎正)

2001年のスタンダードレジスターピンで女子唯一の59をマークしたアニカ・ソレンスタムはそのときの喜びと苦しみをのちにこう語っている。

「夢の50台をマークしたんですからもちろん有頂天でした。でも第2ラウンドでこのスコアを出してしまったから決勝ラウンドはものすごいプレッシャーだった。もし万が一59を出したのに勝てなかった、なんてことになったらお笑いグサですから。それだけは避けたいと思って必死でした」

そんなときアニカがアドバイスを求めたのはアマチュア時代から指導を受けてきたコーチ、ピア・ニールソンだった。

「アニカ、4時間のラウンド中ずっと集中するなんてこと誰にもできないわ。集中するのはショットを打つ前の30秒だけでいい。それならトータルでも集中するのは30分だけ。あとはあなたがいまコース以外で夢中になっていることを考えて楽しめばいいのよ」

恩師のアドバイスでアニカはショットを打つとき以外、新居にどんな家具を選んでどう配置するかを考え口元に笑みを浮かべながら戦い見事優勝を飾っている。

スネデカーも最終日、台湾のパン・チェンツンに一時トップの座を奪われ苦しかったに違いない。だが2012年のフェデックスカップチャンピオン(年間王者)は肋骨のケガを乗り越えた精神力で、最後(72ホール目)は初日に59をマークしたときと同じ6メートルのバーディパットを真ん中から沈め2016年のファーマーズインシュランスオープン以来およそ2年半ぶりの勝利を手中に収めた。

次週からフェデックスカップのプレーオフシリーズがはじまる。この勝利でスネデカーはポイントランク80位から30位に急浮上。

「26歳のときツアー1勝目を挙げた思い出の大会(ウィンダム)で勝てたのが誇り。初日に59をマークしたあとは毎晩プレッシャーと戦ってきたけれど、思っていた以上に僕は強い人間だったのかもしれない(笑)。調子が良い状態でプレーオフに参戦できるのがとても楽しみ」

年間王者に輝いた6年前の輝きを果たしてスネデカーは取り戻すか?

GOLF5

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