前半をスコア50でプレーして、後半は8ホールを終えて12オーバー。このホール、ボギーでしのげば念願の100切り……! なんだけど、ティショットの結果は無情にもチョロ! そんなとき、どうする!?

ティショットをチョロ。100を切りたいゴルファーならば、ラウンド中にままある状況と言えるでしょう。“飛距離”はレディースティを超えたか超えないかの50ヤード程度。チョロだけでなく、上から打ち込んだ結果フェース上部にボールが当たるテンプラでも似たような状況になりえます。

さて、ここから2打目をどう打つか。その選択の先に、100を切れるかどうかの分かれ道が待っています。残り距離はまだまだ250ヤード以上。失地挽回、一打逆転を狙いたい場面です。2打目でミスを挽回できれば、まだまだパーの可能性だってある! そう考えるのがゴルファー心理。

画像: ボギーでも100切り! のホールでティショットをチョロ。それでもまだまだチャンスはある

ボギーでも100切り! のホールでティショットをチョロ。それでもまだまだチャンスはある

しかし、ゴルフでは、基本的にミスを取り返すことはできません。況してや、このような状況の場合、ボールが打ちやすいライに止まっている可能性は低く、ティグラウンドの傾斜にかかった複雑なライだったり、そうでなくてもラフの中にボールがある場合が非常に多い。

起死回生を狙うなら、持つクラブは3番ウッドや5番ウッド。しかし、ただでさえ打率の低いそれらフェアウェイウッドを、たとえば左足下がりのラフから、ましてやティショットを終えた仲間たちにカートから見守られている状況で、ナイスショットできるでしょうか。

もちろん、ナイスショットする確率がゼロでないのがゴルフの面白いところ。しかし、基本的には可能性は極めて低いと考える必要があります。2打目もミスした場合、そこからボギーでまとめるのは至難です。一方、ティショットでミスしたところから一度落ち着いて戦略を練り直せば、ボギーでしのげる確率はまだまだあります。

ティショットがチョロしたならば、それはほぼワンペナ。まずは1打を支払うことを認めましょう。その上で、再びゲームに戻るために、もう1打を費やす。具体的には、(仮にボールが傾斜地あるいはラフにあるのであれば)ショートアイアン以下の番手を持って、フェアウェイをまずはキープすべきでしょう。

1打目がミスしたとはいえ50ヤード稼いでいるのであれば、そこに120〜130ヤードを足せば、200ヤード弱ティグラウンドから前進したことになり、「3打目勝負」に挑める態勢が整います。

ティショットのチョロは、残念ながら出ます。「このホールをボギーで上がれば100切り達成」というホールでだって、平気で出るはずです。そんなとき考えるべきは、「ボギーで上がることのできる確率の高い戦略」以外になにもありません。

ミスを取り返す! と3番ウッドを持ってもう一度チョロすれば、その時点でゲーム終了。早く結果を欲しがるのではなく、チャンスを最後の最後まで残す。戦略の限りと、持てる技術のすべてを総動員した先に、100切りという成果は待っているのではないでしょうか。

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