日本オープンで見事ツアー初優勝を挙げ、ゴルファー日本一の称号を手にした稲森佑貴。ブリヂストンオープンの会場で、祝福の嵐に包まれる稲森に、まだ興奮冷めやらぬ最終日の激闘を振り返ってもらった。

みんなのゴルフダイジェスト編集部(以下、編集部):日本オープン優勝おめでとうございます。ブリヂストンオープンの会場では、みんなに祝福の言葉をかけられて握手を求められていますが、気分はどうですか?

稲森佑貴(以下、稲森):嬉しいです! 最高ですね!

編集部:日本オープン、初優勝とは思えない見事なプレーでした。

稲森:(日本オープンでは)やっちゃいけない方向にだけミスをしないように気をつけていました。(バーディを奪った)13番の2打目も2日連続池ポチャしていたので最終日はグリーン左のバンカーでもいいやと思っていました。ピン位置が右サイドだったのでバンカーからなら頑張ればパーを取れるかなと。それでボーンと打ったら、あ、真っすぐ行ったと思いました。まさかあそこでバーディ獲れるとは思ってませんでした。本当に“クリーク(5番ウッド)さまさま”です。

編集部:後半は難易度がそれぞれ1番目、2番目、3番目に高かった長いパー4の11番、13番、16番が待ち構えていました。13番はバーディ、11番と16番もナイスパーでしたね。

稲森:なにがよかったかというと、11番(492ヤードのパー4、難易度1位)をパーオンできたことです。あのホールも2打目はクリークでした。グリーンで止まるのかなと思いましたけど、止まってくれましたね。逃げずにしっかり打とうと思いました。11番は4日ともクリーク以外使いませんでしたね。

画像: 日本オープンの練習日に同じZ585の“別ヘッド”にチェンジ。微妙な個体差によってつかまりが補正されたことが、最終日のフェアウェイキープ率100%につながった(写真は2018年の日本オープンゴルフ選手権)

日本オープンの練習日に同じZ585の“別ヘッド”にチェンジ。微妙な個体差によってつかまりが補正されたことが、最終日のフェアウェイキープ率100%につながった(写真は2018年の日本オープンゴルフ選手権)

編集部:いいところでクリークがいい仕事をしましたね。

稲森:クラブは8月の芥屋(RIZAP KBCオーガスタ開催コース)で変えました。それまでゼクシオを使っていました。(それ以降も)ドライバーだけはゼクシオ テンのままで、9月のダイヤモンドカップのときにZ585に変えましたが、試合で少し右に行っていたので、日本オープンの練ラン(練習ラウンド)から、2代目(同じZ585の別ヘッド)を使い始めました。

編集部:全体的に飛距離が伸びているように思うのですが、いかがでしょうか。

稲森:徐々にですけど、僕の中で5ヤードくらい去年より伸びてますね。9番がベースになっていて、9番が150ヤードでそこから10ヤード刻みです。5番アイアンだけ15ヤードくらいの幅があって195ヤードくらい。最後の最後(18番ホールのパー3のティショット)だけ力が入って左に行ってしまいましたけど。あれはアドレナリンが出ちゃってました。キャリーがピン横くらいまで飛んでしまっていましたしね。びっくりしたんですよ。

画像: ツアー初優勝とは思えない見事な勝利。賞金ランクは2位にまで上がった(写真は2018年の日本オープンゴルフ選手権)

ツアー初優勝とは思えない見事な勝利。賞金ランクは2位にまで上がった(写真は2018年の日本オープンゴルフ選手権)

編集部:賞金王レーストップの今平周吾プロと約500万円差のランク2位。賞金王争いのまっただなかに急浮上しましたが。

稲森:あんな順位にまで上がると思っていませんでした。今平さんにはあんまりいい思いは……な~んて(笑)。相手が強敵なので……。

編集部:それにしても初優勝とは思えない落ち着いたプレーぶりでしたね?

稲森:内心めっちゃドキドキしてました。とにかく無表情で行こうとしてました。終盤はキャディさんと変な世間話で盛り上がったりバカみたいな話をしていました。

編集部:そういえば、谷口徹プロが稲森は本当に曲がらないと言っていましたよ。

稲森:日本オープンで谷口さんに会ったとき「俺の代わりに10番ホール(ティショット)打ってくれ」と言われました(笑)。

撮影/姉崎正 取材トーナメント/ブリヂストンオープン

キャロウェイ

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