独自に考案した「ツイスト打法」で300ヤード以上飛ばす“雑巾王子”こと武市悦宏。「壁素振り」によって振り遅れが直り、飛距離も20ヤード伸びたという武市だが、それは一体なんだろう? 自身の著書「オレって、こんなに飛んだっけ?」より、飛距離アップドリルをひとつ、ご紹介!

おでこを壁につけてシャドースウィング。そのとき、激痛が!?

今回はわざわざ練習場に行かなくても、自宅でカンタンに上達する方法を教えちゃうよ。

考案したのはまだ僕が若い頃。チーピン出まくりの僕に師匠が「軸を動かさないように打て」と言ったのがきっかけ。真面目で素直で行動力抜群の僕は言われたとおりにしようと思った。

そこで閃いたのが、壁に頭をつけ、スウィングするという方法。頭を動かさなければ、必然的に軸も保てると思ったわけ。

さっそく、当時ひとり暮らししていた寂しいアパートに戻ると、まずオデコを壁につけクラブを持たずアドレスの姿勢を取った。グリップが目の真下にくることを確認し、そこからいつものようにマン振り……、

「イッデデデデェ???!!!」

激痛とともに、ツメからプシューっと血が噴き出した。なんとダウンスウィングのとき手が壁に激突! ツメが割れてしまったんだ。な、な、なんでや? 痛さを必死でこらえ、再度試してみた。

「イッテテテテ???ッツ」

またしても手が壁に当たり、傷口をかすった。僕は血染めのクロスを見てしばし考えた。

これって、アドレスの位置に手が戻ってきていない証拠? もしそうだとしたら、球になんか当たりっこないわな。

ならば、壁に当たらないように振ってみたらどうなるの? と、いろいろな動きを試した。

結果、手が壁にぶつからず、アドレスの位置に戻すには、腰は回転させずにベタ足で、手振りをする以外にないってことに気づいたのだ。コツはダウンで手を返すこと。

今までよりずっとカラダの近くを手が通る感覚があり、最初は違和感あったけど、慣れると無駄な動きがなく、最短距離で元(アドレス)の位置に戻ってきていることを実感した。

極端な僕は、カラダにその動きを覚え込ませるために、その日から1日1000回、壁素振りを繰り返した。途中、ちょっとでも壁に手が当たったら、最初からやり直し。

1週間後、コースで成果をチェックしてみると、かつてないほどヘッドが速く振れ、飛距離が20ヤードもアップしていたんだ。振り遅れも直り、球筋もストレートに! 美容整形のビフォー・アフターもびっくりな激変だったよ。

画像: 壁素振りでスウィング中の手の動きが変化した武市。アドレスの位置に、インパクトで手元が戻るようになった

壁素振りでスウィング中の手の動きが変化した武市。アドレスの位置に、インパクトで手元が戻るようになった

みなさんの家はどんな壁? もし砂壁だったらサイコーだね。手が当たって砂がボロボロ落ちてきたら、アウト! それは完璧にカラダが開いて、手が遅れて入ってきている証拠だよ。さぁ、レッツ壁素振り!

「オレって、こんなに飛んだっけ?」(ゴルフダイジェスト新書)より

撮影/姉崎正

キャロウェイ

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