2017年9月に発売されたPING「G400」シリーズ。タイプ別に3種のモデルをラインナップし、2018年には第4のモデル「G400MAX」も登場している人気シリーズだ。そこで今回はG400シリーズのドライバー4本を改めて比較試打。プロゴルファーの中村修とノリーこと堀口宜篤の2人が打ち比べてそれぞれの特徴をおさらいしてみた。

G400、 G400SFT、G400LST、G400MAX、違いはわかる?

あるゴルフ場でキャディさんがG400を使うゴルファーにこんなことを言った。「最近本当にそれ(G400)使ってるお客さんが多いんですよ。ひと組のうちで何人も使っていることもあるから、間違えないように気をつけるのが大変なくらい」つまりそれだけ人気ということだ。

そのG400、ノーマルの「G400」のほかに、つかまりのいい「G400SFT」、ロースピンの「G400LST」、460ccサイズの「G400MAX」の計4モデルが存在する。

4モデルの違いを大きく決定づけるのがタングステンウェートの位置。コンセプトごとに最適な位置に置くことで、打ち出される打球の性質を大きく変えている。最初に試打するスタンダードモデル「G400」のタングステンウェートの位置はソール後方部分。一体どんな球が飛び出すのか、さっそく見てみよう。

画像: PING「G400」(10.5度)。タングステンウェートの位置はソール後方部分。空気抵抗を抑えるクラウン形状は4モデル共通のものだ

PING「G400」(10.5度)。タングステンウェートの位置はソール後方部分。空気抵抗を抑えるクラウン形状は4モデル共通のものだ

まずは堀口がG400を試打。つかまりのある打球で280ヤード飛ばした。打った感触はどうだろうか。

「(ボールが)つかまります。前のモデル(Gシリーズ)と比べると、打感は良くなりましたね。ダウンスウィングからインパクトにかけて抵抗感がまったくなくて、フィニッシュまでスムーズに行ってくれる感じです」(堀口)

続いて試打した中村も、同じくつかまったボールで254ヤード飛ばす。「非常につかまってやさしい。直進性が高い感じですね」と二人ともつかまりの良さを感じたようだ。

球がつかまる「SFT」とスピンが少ない「LST」

次に打つのはG400SFT。タングステンウェートの位置がソール後方からヒール寄りに。SFT(ストレート・フライト・テクノロジー)という名称だが、左右へのミス両方に強いというよりも、右へのミスを防ぐという設定のモデルだ。

画像: PING「G400SFT」(10度)。タングステンウェイトをヒール寄りに配置することでつかまりが増している

PING「G400SFT」(10度)。タングステンウェイトをヒール寄りに配置することでつかまりが増している

堀口がG400SFTを打つと、総飛距離は281ヤード。飛距離、スピン量ともにスタンダードモデルとほぼ同じという結果だが、違いは弾道に表れた。

「結構右に出すつもりで打ったんですけど、それでもドローして戻ってきてます。ヘッドの性能ですね。重心の位置の違いはしっかり感じるし、今のは完全に助けられたっていう感じがしました」(堀口)

続いて中村もG400SFTを試打。構えた見た目は「本当に変わらない」という中村だが、やはり球筋は異なっていたようだ。

「G400と同じ感じで打つと、さらにセンターから左に行きますね。自然とフェースがターンする感じです。右にしっかり打ち出せれば勝手に戻ってきてくれるっていう安心感があるので、ドローが強い人でもしっかり右に打ち出していけるし、フェースをターンさせにくいタイプの方にも、ヘッドが勝手にフェースを開閉してくれるのでオススメです」(中村)

スライサーでG400を使いたいという人には、このSFTが最適解になる可能性は高い。

続いて、G400LST。タングステンウェートをセンター寄りにすることでスピン量を少なくしたモデル、LST(ロー・スピン・テクノロジー)というわけだ。

画像: PING「G400LST」(10度)。タングステンウェイトをセンター寄りに配置することで重心が他のモデルに比べ浅くなっている

PING「G400LST」(10度)。タングステンウェイトをセンター寄りに配置することで重心が他のモデルに比べ浅くなっている

G400LSTを一振りする堀口。総飛距離は286ヤード、スピン量は1766回転と、スタンダードモデルのG400と比べて約700回転減少していた。

「設計通りというか、やっぱりスピン量が少ないですね。でもここまで下がるのは中々ないですよ」(堀口)

続いて試打した中村もスピン量の低下を実感。「低スピンな分、球が強く飛び出している感じがします。これだとランも期待できますね」。

「面白いのは、球筋は違うのに打感はそんなに変わった感じがしないこと。G400、SFT、LST、どれを打っても同じ雰囲気です」(堀口)

スピンが少ないと、ボールの高さが確保できないとドロップしてしまうリスクがある。しかし、打ち出しさえ確保すれば、やはり飛距離性能は魅力となる。

最後はG400MAX。445ccとやや小ぶりだった3モデルから、460ccの大型ヘッドを採用。タングステンウェイトの位置はG400と変わらないが、重心位置は約5%低く、深くなっている。PGAツアー屈指の飛ばし屋キャメロン・チャンプ、トニー・フィナウが使用していることでも知られる一本だ。

画像: PING「G400MAX」(10.5度)。G400と比べ重心が約5%深く低い位置に変化。460ccヘッドになったことで安心感も増した

PING「G400MAX」(10.5度)。G400と比べ重心が約5%深く低い位置に変化。460ccヘッドになったことで安心感も増した

まずは堀口が打ち、やや高弾道で276ヤード飛ばす。

「スピン量は2575回転、通常のG400と比べて大体2~300回転多いですね。その分ボールが上がってくれています。打感はどう?」(中村)

「通常のG400より弾く感じはあるんですけど、そんなに気にならないです。『このフェースの広さがあれば振っていけるな』っていう安心感がありつつ、マットブラックのデザインによって締まった感じもしますね」(堀口)

続いて中村もG400MAXを手に取る。打つなり「あ~ちょっと下だったかなぁ」とつぶやく中村。しかし飛距離は259ヤードと上々、スピン量2574回転という結果が出た。

「下目に当たったかなと思ったんですけど、重心が深いので今みたいに芯を外してもほとんど飛距離や曲がりに影響してこないっていうのは強みですね。初速が結構出ててスピン量も約2500回転。ドローやフェードで曲げていく人にとっては、G400MAXの方がよりボールをコントロールしやすいんじゃないかなと思います」(中村)

スピン量が多い分、スピンコントロール(弾道の左右への操作)がしやすいということだ。それでいて、ミスヒットには強いというのがG400MAXの特徴。

改めてG400シリーズの4モデルを打ち比べてみると、つかまりが良いスタンダードなG400、よりつかまるG400SFT、よりスピン量が少ないG400LST、よりミスヒットに強いG400MAXと、それぞれの特徴が浮き彫りとなった。

「実際に打ち比べてみてデータ計測してみると、どのモデルが自分に合うのかがわかる」と中村。冒頭のキャディさんの言葉ではないが、大人気だからこそ、4モデルの違いをしっかりと把握して、自分に合うモデルを選びたいところだ。

協力/PGST

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