シーズン中は毎週日本全国を転戦する女子プロたち。そんな彼女たちの楽しみのひとつは“ご当地グルメ”を堪能することだというのは東浩子の専属キャディを務める先崎洋之。知られざる「女子プロの晩ゴハン事情」を聞いてみた。

女子プロは食べ物がいちばんの楽しみ

ツアーが開幕するとほぼ休みなく、日本全国を転戦している女子プロたち。厳しい戦いが続くなか、彼女たちにとって楽しみのひとつが、ご当地グルメを堪能することだとか。そこで東浩子の専属キャディを務める先崎洋之に、女子プロたちのツアー中の“晩ゴハン”事情を聞いてみました。

「やっぱり、女子プロたちは食べ物がいちばんの楽しみだと思いますよ。もちろん、ボクたちキャディもね。3日間競技だと、金曜日から試合が始まるので、前日の木曜日からは夜の食事も早い時間に、軽めに済ませることが多いですね。だから、練習日の火曜日と水曜日の“晩ゴハン”で、地元の美味しいものを食べに行くんです」(先崎、以下同)。

女子プロたちに取材をすると、やはり体が資本のプロスポーツアスリートだけあって、“肉好き”を公言する人が多い。

「たしかに、肉が好きな女子プロは多いですし、焼肉やステーキを食べる頻度は多いですね。試合のことを考えて、生モノはあまり食べないように気を付けているというのもあるんですが、北海道と北陸で試合があるときだけは別なんです(笑)。ここはとにかく魚が新鮮で美味しいので、肉よりもお寿司を食べに行っちゃいますね」。

画像: 北海道や北陸に来たら、普段は生物をクチにしないプロたちも食べずにはいられない!? (写真はイメージ)

北海道や北陸に来たら、普段は生物をクチにしないプロたちも食べずにはいられない!? (写真はイメージ)

多くの試合は毎年、開催コースが同じなので、晩ゴハンを食べに行くお店も、だいたい決まっているとか。

「たとえば北海道だと、函館駅前にある『鮨金 総本店』にはよく行きます。ここはネタが本当に美味しくて、特に、鮭の“トキシラズ”は絶品です。あとウニも美味しいですね。魚やお寿司だと、北陸の富山も最高。『すし玉』という回転寿司のお店があるんですが、ここのネタは回転寿司のレベルをはるかに超えています。なかでも、のどぐろの寿司はヤバイぐらいに美味です(笑)」。

じゃあ、“お肉系”が美味しいのは、どこの地方の、どんなお店?

「ステーキだったら、千葉県市原市の五井にある『田中屋レストラン』ですね。ここは味はもちろんですが、量もハンパないんです。焼肉だと、静岡県の裾野にある『千秋』には必ず行きます。ここのねぎタン塩もヤバイです。美味すぎます(笑)。関西だと、神戸の三宮にある『鶏工房 喜輪』という焼き鳥屋さん。ここはボクの知り合いが経営しているんですが、鶏のお刺身がとても美味しいお店です。あと、九州の試合でよく食べに行くのが、熊本にある『桜奄(さくらあん)』というお店の馬しゃぶしゃぶ鍋ですね。青唐辛子のハラペーニョが入ったピリ辛のスープで食べるんですが、これがまた絶品なんですよ」。

地方の美味しい食べ物を堪能して、試合の英気を養っているんですね。

画像: 男女を問わずみんな大好き・焼き肉。プロのパワーの源だ(写真はイメージ 撮影/村上悦子)

男女を問わずみんな大好き・焼き肉。プロのパワーの源だ(写真はイメージ 撮影/村上悦子)

「紹介したお店は本当に美味しいところばかりなので、旅行などで現地を訪れたときは、ぜひ食べに行ってみてください」

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