TPCソーグラス行ってみたいなあと思ったら「きみさらずGL」にGO
プレーヤーズ選手権の舞台、TPCソーグラスの設計者は巨匠ピート・ダイ。同じピート・ダイが設計し、同じくアイランドグリーンが名物なのが、千葉県木更津市のゴルフ場「きみさらずゴルフリンクス」だ。
まずはホール写真をご覧いただこう(写真1)。
TPCソーグラスと同様、このホールは17番ホールに配置されている。レギュラーティから136ヤードと距離は短く、奥行きは33ヤード、横幅は42ヤードある大型グリーンだが、いかんせんアイランドグリーンのためミスにはシビア。とはいえ、見るからに挑戦欲を掻き立てられるホールだ。
このホール、いざプレーとなったらどう攻略すればいいのか。コース所属のプロゴルファー・南崎次郎に聞いた。
「レギュラーティからの距離が136ヤードで、プレーヤーズ選手権と同じような距離。ショートアイアンで打つ距離になるのでピンを狙いたくなりますが、風の影響を受けやくグリーンを外すと池というプレッシャーもあって難しくさせます。攻略法は二つ。ひとつは風の読みです。ピンフラッグの向き、池の波紋の向きを確認して風向きを見定め、クラブ選択やターゲットに対しての立ち方を決めるといいでしょう。もう一つはターゲットの決め方。ピンがどこに立っていても、センター狙いを貫くことです。それが一番“生き残る”確率が高いですから」(南崎)
TPCソーグラスは米国フロリダ州にあるが、きみさらずゴルフリンクスは千葉県木更津市と、日本に住むすべてのゴルファーにとって距離的に近い。フロリダとまではいかないが、千葉県南部の木更津は気候も温暖で、まだ日によって寒い時期のあるこの時期、オススメだ。
ただし、池に入れるとティイングエリアから打ち直し。勇気と大きめの番手を持って、ぜひ挑んでもらいたい。