“プロトタイプ01”。RMXのロゴとともにそう記されたドライバーが、新シーズンを迎えた有村智恵のエースだ。プロトタイプのためメーカーから公表されている情報はゼロ。一体どんなクラブなのか、有村に聞いてみた。
「本当に曲がらないんです。真っすぐしか行かないし、風にも強い。強いアゲンストでも球が伸びるので楽しみなです。打感は弾きが良くて、やさしく打てる感覚がある。距離も少し伸びてますね」
という。アドレスルックもヤマハのクラブらしく実に“いい顔”。製品化されるのが楽しみなドライバーと言えそうだ。
いい顔といえばインプレスの刻印がされたプロトタイプアイアンもかなりシャープでカッコいい。インプレスといえば最近ではぶっ飛び系アイアンの「インプレス UD+2」の印象があるが、このアイアンの性能も気になるところ。
フェアウェイウッド 2本、ユーティリティ2本、アイアン5本、単品ウェッジ3本の構成は非常にオーソドックスで、隙がない。プロトタイプの全貌が気になるが、その正体が明かされる日を今シーズンの有村の活躍とともに、楽しみにしたい。
【有村智恵の14本】
1W:ヤマハ RMXプロトタイプ01(10.5度、ツアーAD プロトタイプ)
3W:キャロウェイ ローグ(15度、ツアーAD TP5、硬さ:R1)
5W:ブリヂストン J015(18度、ツアーAD TP5、硬さ:R1)
4UT:タイトリスト VG3(21度、フブキAX65、硬さ:R)
5UT:タイトリスト VG3(23度、フブキAX65、硬さ:R)
6I〜PW:ヤマハ インプレスプロトタイプ(NSプロ750GH、硬さ:R)
48、52、58度:タイトリスト ボーケイフォージド
PUTTER:オデッセイ オーワークス #1 タンク
撮影/三木崇徳