2019年の9月22日、23日にジュニアの大会「宮里藍インビテーショナル」を開催することを発表した宮里藍。「私にしかできないジュニアとの関わりかた」をしたいと話した宮里だが、一体どういう関わりかたなのだろうか。

引退後、ジュニアに何かしら携わりたいと思っていた

3月22日、ジャパンゴルフフェア2019の初日。ブリヂストンゴルフのブースでは、契約プロの宮里藍、堀川未来夢、堀奈津佳の3名によるボールフィッティングのトークショーが行われ、会場を盛り上げた。

トークショーの後の囲み取材直前に発表されたのは「宮里藍インビテーショナル」の開催決定について。自らの名を冠したジュニア対象の新規試合の立ち上げだが、それについて宮里藍もコメントした。

画像: ブリヂストンゴルフのブースで話す宮里藍

ブリヂストンゴルフのブースで話す宮里藍

「引退して、ジュニアに何かしら携わりたいという思いがずっとあったので、それがようやく『宮里藍インビテーショナル』というジュニア大会という形として本格的に動けるかなと思っていて、9月22日と23日と日程も決まりましたし、私にしかできないジュニアとの関わり方というのがこの大会でできると思うので、すごくワクワクしています」(宮里藍)

会場は宮里が高校時代をすごし、アマチュア優勝の快挙を達成した地でもある宮城県。コースは松島チサンカントリークラブ 松島・仙台コースだ。被災地の復興という意味もあるコースのチョイスのようで宮里の人柄が出ている。現役を引退して初めての試みだが、どんな大会にしたいのだろうか。

「引退してからいろいろな競技の方と触れ合うことも多くて、そこでヒントをいただける機会が増えたかなと思います。こういった中で刺激をもらいながらそれを自分の試合につなげていきたいなと思います。まずは1回目を成功させたいなというところに重きを置いていて、手探りの中で自分も勉強していかなきゃいけないと思いますし、ジュニアもめまぐるしくいろいろ変わっていると思うので、それを勉強しながら自分なりに大会に落とし込んでいけるようにしようと思います」(宮里)

また、この大会で「私にしかできないジュニアとの関わりかた」という部分についてこう話した。

画像: 自らの名を冠したジュニア大会の開催が決定

自らの名を冠したジュニア大会の開催が決定

「私がアメリカでビジョン54というメンタルトレーニングに出会って、自分のゴルフが劇的に変わったので、そのメンタルトレーニングをゴルフ界に落とし込んでいきたいという思いがあります。なので、ビジョン54のコーチに日本に来てもらって、ジュニアの子にいろいろな形でこういうトレーニングもあるよというメンタルトレーニングの幅を広げてあげることが重要じゃないかなと思います。何かしらそこで選手が感じてくれるものがあればいいなと思っています」(宮里)

このあたり、まさに宮里だからこその提案という印象だ。最後にジュニアゴルファーがプロを目指すときに必要なものを聞いた。

「難しいけど、自分を知ることだったり、自分の良さをどう生かしていくかっていう自分の色を出すのが一番大事だと思います。これだけ今女子プロも若手が活躍している中でどういった特色をそれぞれ伸ばしていくかというのが課題になると思うのですが、そこに向けてなにかジュニアの子が感じるものがあればいいなと思います」(宮里)

と話した。第一回大会である今年は、中学生以上、17歳以下の女子50名による試合となり、出場資格は日本高等学校ゴルフ連盟からの推薦(全国8地区各2名)とTOUR B CUPの17歳までの上位成績者だが、ゆくゆくは男子の部も作り、大きな大会にしていきたいと宮里。

宮里やプロゴルファーに憧れてプロを目指す子供たちに大きな夢と目標を与える素晴らしい試みを応援していこう。

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