新作飛び系アイアン、プロギア「RSレッド」、マジェスティゴルフ「マルマン シャトルゴールド」、ブリヂストン「ファイズ」の3種の実力はいかほどか。プロゴルファー・中村修とノリーこと堀口宜篤のギア好きプロ二人が試打、性能を確かめてみた!

春の新作"飛び系アイアン"たちはそれぞれ個性的

今回試打したのは春発売の新作飛び系アイアン、4月12日発売のプロギア「RSレッド」、3月22
日発売のマジェスティゴルフ「マルマンシャトルゴールド」、3月8日発売のブリヂストン「ファイズ」の3種類だ。

試打に使用した7番アイアンのロフト角はそれぞれ「RSレッド」が27度。「マルマンシャトルゴールド」が27度。「ファイズ」が26度と通常のアイアンだと5番アイアンくらいのロフト角になっている。

シャフトは「RSレッド」が純正カーボンのS、「ファイズ」が純正カーボンのR、「マルマンシャトルゴールド」がNSプロ ゼロス8のSをそれぞれ使用。ノリーがドライバーのヘッドスピードで45m/sくらい、中村がドライバーのヘッドスピード38~40m/sくらいのゴルファーをイメージして振ってみた。ちなみにノリーはどちらかというと払い打つタイプ。中村は上から潰すように打つタイプだ。

早速「ファイズ」から試打してみよう。

画像: ブリヂストン「ファイズ」アイアン(7番)。強めのグースネックで球をつかまえる

ブリヂストン「ファイズ」アイアン(7番)。強めのグースネックで球をつかまえる

堀口の飛距離はトータル195ヤード。ヘッドスピード37.0m/sでボール初速は55.7m/s。打ち出し角は16.7度と高めで、 スピン量は5195回転という結果に。

「少しフェースの下のほうに当たった感じでしたけど、結構上がりましたね。ヘッドスピードに対して初速が高く出ているので、弾きの強さが見て取れます。」(ノリー)

中村の飛距離はトータル154ヤード。ヘッドスピード30.9m/sに対しボール初速は45.4m/s。打ち出し角は16.1度、スピン量は5457回転という結果だった。

「飛ぶだけでなく、重心がかなり深いのでミスショットに強い感じがあります」(中村)

画像: ブリヂストン「ファイズ」アイアン(7番)の試打データ

ブリヂストン「ファイズ」アイアン(7番)の試打データ

シャープな形状が魅力の「RSレッド」

続いて「RSレッド」を試打。アドレスしたノリーがまず見た目の違いについての印象を語った。

「さっき打ったファイズよりもコンパクトですね。トップブレードにも厚みがあるので安心感があります」

画像: プロギア「RSレッド」アイアン(7番)。飛び系だが、顔つきはかなりシャープ

プロギア「RSレッド」アイアン(7番)。飛び系だが、顔つきはかなりシャープ

堀口の飛距離はトータル198ヤード。ヘッドスピード36.9m/sでボール初速は55.3m/s。打ち出し角は17.5度とロフトが1度違うためかファイズよりさらに高く、 スピン量は4577回転とかなり少ない数字がでた。

「ヘッドがコンパクトなので抜けが良い感じですね。高さも結構出ます」(堀口)

中村の飛距離はトータル153ヤード。ヘッドスピード32.0m/sに対しボール初速は45.0m/s。打ち出し角は16.9度、スピン量は5578回転という結果だった。 

「ちょっとダフってしまったのですが、それを全く感じさせない飛距離がでました。かなりミス(ダフり)に強い印象です」(中村)

画像: プロギア「RSレッド」アイアン(7番)の試打データ

プロギア「RSレッド」アイアン(7番)の試打データ

「マルマンシャトルゴールド」が弾きの良さは一等賞

最後に試打するのは「マルマンシャトルゴールド」。「ちょっとシャローで後ろのほうが見える感じがあります」と中村。ソール部分がトップブレードの右側に見え、構えた印象はユーティリティ的だ。

画像1: マジェスティゴルフ「マルマンシャトルゴールド」アイアン(7番)。

マジェスティゴルフ「マルマンシャトルゴールド」アイアン(7番)。

先に試打した堀口の飛距離はトータル193ヤード。ヘッドスピード39.0m/sでボール初速は53.8m/s。打ち出し角は16度で、 スピン量は4481回転と、スピン量の少なかったRSレッドより更に少なかった。

「ちょっと噛んだんだけど、全然平気ですごくしっかり飛んだ。これが3つの中では一番弾いてくれる。滑らせて打ってもいいヘッドかなと思います。」(ノリー)

中村の飛距離はトータル163ヤード。ヘッドスピード32.9m/sに対しボール初速は48.0m/s。打ち出し角は15.9度、スピン量は5112回転という結果だった。 

「まずは"弾く"という感じです。球も上がるし弾き感は一番強いですね」(中村)と、中村もノリーと同じ弾きの強さについての印象を強く受けたようだった。

画像2: マジェスティゴルフ「マルマンシャトルゴールド」アイアン(7番)。

マジェスティゴルフ「マルマンシャトルゴールド」アイアン(7番)。

3本の新作、それぞれどんな印象を受けたか、試打後のノリーに聞いてみた。

「RSレッドはヘッドがコンパクトで抜けが良く、ソールを滑らせても打ち込んでもいいような印象です。マルマンシャトルゴールドは弾き感がとくに強く、滑らせて打つのに適したヘッドという感じでした。ファイズはとくに打感が柔らかったですね。打感の柔らかさを重視するひとはファイズが気に入るかもしれません」(堀口)

計測上はファイズがもっともスピンがかかり、アイアン的な弾道。RSレッドは飛距離性能とは裏腹のシャープで本格的な顔の良さが魅力。シャトルは数字には表れないミスへの強さ、ソールが滑ることによるダフリのミスへの強さがそれぞれ強みと言えるだろう。

飛び系アイアンと一括りにいっても様々で、それぞれかなりの違いがあるようだった。飛び系アイアンはちょっと……という人も、食わず嫌いせず、一度試してみてはいかがだろうか。

協力:PGST

画像: 春の新作飛び系アイアン「RSレッド」「ファイズ」「シャトル」その実力は如何に? youtu.be

春の新作飛び系アイアン「RSレッド」「ファイズ」「シャトル」その実力は如何に?

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