日本ツアーで賞金王となり、初めてのマスターズに臨んだ今平周吾だったが、結果は残念ながら予選落ち。オーガスタで戦った今平が、同伴選手との「違い」を語った。

マスターズは予選が終わり、いよいよ今日から決勝ラウンドが始まっています。ムービングサタデーにどんな動きがあるのか、目が離せない展開になってきました。日本人選手も松山、小平、金谷の3人が予選を通過。

そんな中、日本人でただ一人、予選落ちを喫してしまった今平周吾。日本ツアー賞金王として臨んだマスターズでしたが残念な結果になってしまいました。

試合後、今平に話を聞きました。

「初日は飛ばしに行ってしまった。フェアウェイをキープすることができず2打目が難しくなってしまいました」(今平)

今平の持ち味はショットの安定感。得意なアイアンでチャンスにつけるためにはまずはフェアウェイに置くこと。力んでそれができなかったと話しています。フェアウェイキープ率も初日は64.29%で全体の46位と、数字から見ても明らかです。

画像: 海外選手とは球の高さが違ったと今平。課題を克服して、またオーガスタに戻ってきてもらいたい

海外選手とは球の高さが違ったと今平。課題を克服して、またオーガスタに戻ってきてもらいたい

その反省を生かしたという2日目。しかし今度は2打目で距離が残ってしまう結果に……。

「初日に飛ばそうとしすぎたので、2日目はフェアウェイにボールを置くことに集中しました。それは上手くいったのですが(FWキープ率は85.71%)、今度は2打目で距離がのこってしまった。長いクラブでピンポイントに狙っていかなければいけない状況が増え、対応できませんでした」(今平)

一緒に回っていたのはアメリカのケビン・キズナーとタイのキラデク・アフィバーンラト。その2人とは明確な“差”を感じたという。

「球の高さがぜんぜん違いました。ロングアイアンとか、長いクラブになるとより顕著にでていました。僕はそこがまだまだ足りない。この経験を無駄にしないように、日本でしっかり鍛え直して、もう一度戻ってきたいです」

 初のマスターズはほろ苦い結果になってしまったが、この経験を糧に、日本ツアーを盛り上げてくれるはずだ。

取材・文/五十嵐誠 写真/姉﨑正

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