年末に開催される翌年のツアー出場権を賭けた試合「ファイナルクオリファイングトーナメント」で日本勢最高位となる2位でフィニッシュし、今年のツアーに挑むのが26歳の中里光之介。ツアー屈指のイケメンプロとしても知られる中里の飛ばしの秘密兵器とは⁉

随所にこだわりがみられる考え抜かれたセッティング

中里といえば平均飛距離291.59ヤードの飛ばしが魅力の選手。その飛ばしギアを取材すると、中里が「これです」と示したのが契約先であるキャロウェイのエピック フラッシュ サブ ゼロ。

マスターズで優勝まであと一歩に迫ったフランチェスコ・モリナリも使う、キャロウェイ契約プロのド定番モデルだ。

「エピック フラッシュ サブ ゼロの『ダブルダイヤモンド』っていうモデルです。ディープフェースで真っすぐに構えやすいのがいいし、打ってみたらボール初速が2m/s近く上がったので驚いたんです。コースでは風などの影響があるのではっきりとは分かりませんが、飛び出していく球のスピードは確実に速くなっているように感じます。打感もいいので今シーズンはこのドライバーを武器に戦います」(中里)

画像: エピック フラッシュ サブ ゼロ。中里が使用するのは「ダブルダイヤモンド」という仕様のもの

エピック フラッシュ サブ ゼロ。中里が使用するのは「ダブルダイヤモンド」という仕様のもの

ボールはクロム ソフト Xの「トリプルトラック」を使用。「飛距離、スピン性能、弾道の高さ、どれをとっても申し分ない」と好評価で、3本線をパットのラインに合わせるのもお気に入りのようだ。

画像: 3本線がパット時に効果を発揮する「クロム ソフト X トリプルトラック」

3本線がパット時に効果を発揮する「クロム ソフト X トリプルトラック」

日本のプロゴルファーは海外の選手に比べ、契約先のメーカーで14本を揃えることが少ない傾向があるように感じるが、中里は14本すべてをキャロウェイで揃えている。面白いのがアイアンで、9番アイアンが2本入っている。

画像: 9番アイアンを2本入れるコンボセッティング

9番アイアンを2本入れるコンボセッティング

ローグ プロの9番のロフト角は40度。APEX MBの9番のロフトは42度で、そこから47度のAPEX MBのPW、52度のマックダディ フォージドへとつないでいる。飛距離のある選手に特有の、“下が厚い”セッティングといえる。

そろそろ初優勝が見たいプロの一人である中里。考え抜かれたセッティングで、今年こそはやってくれそうだ。

画像: 随所にこだわりがみられる考え抜かれたセッティング

【中里光之介の14本】
1W:キャロウェイ エピック フラッシュ サブ ゼロ ダブルダイヤモンド(9度、スピーダーTR 757、硬さX)
3W:キャロウェイ エピック フラッシュ(15度、スピーダーTR757、硬さX)
2UT:キャロウェイ エピック(18度、ツアーAD HY-95、硬さX)
5 I~9I:キャロウェイ ローグ PRO(NSプロ モーダス プロトタイプ、硬さX)
9I~PW:キャロウェイ APEX MB(NSプロ モーダス3 システム3、硬さX)
52度:キャロウェイ マックダディ フォージド(NSプロ モーダス3 システム3 TOUR125、硬さX)
56度:キャロウェイ マックダディ フォージド(NSプロ モーダス3 システム3 TOUR125、硬さX)
60度:キャロウェイ マックダディ フォージド(NSプロ モーダス3 システム3 TOUR125、硬さX)
PUTTER:オデッセイ ワークス ヴァーサ タンク マークスマン(シャフトはストローク ラボ)

画像: クラブがインサイドから降りるバックスウィングの上げ方【レッスン放浪記・鈴木真一プロ編①】 youtu.be

クラブがインサイドから降りるバックスウィングの上げ方【レッスン放浪記・鈴木真一プロ編①】

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