砲台グリーンのアプローチ、難しいですよね。プロならばフワッと浮かせてポトリと止まるような球で寄せるんでしょうが、アマチュアには無理。5回に1回は打てるとしても、残りの4回失敗するのでは選択肢に入りません。5回に1回のOKパーより、5回に4回そこそこ寄るほうが、平均スコアは良くなりますから。
たとえば砲台グリーンを横や奥にこぼし、10ヤードくらいのアプローチが残ったとしましょう。そういうときは大抵ピンがエッジからそう遠くないところにあるものです。ダボを覚悟する場面ですよね。

砲台グリーンへのアプローチ、難しいですよね
こういうとき、私は迷わずパターを持ちます。パターを持った瞬間に消えるミスがふたつあります。ダフリとトップです。どちらも出た瞬間にダボ確定のリスクをまず消します。次に良くないのは砲台グリーンを登り切らないこと。
そうですね、傾斜によりますが距離の倍くらいを打つ気持ちで行ってみてください。たいして寄らないけど、まず乗ります。10メートルオーバーとかもまずありません。
砲台グリーンの奥やら横やらに外してる時点で、すでにショットマネジメントでやらかしてるわけです。下を向いて、すみませんすみませんとパターで行くのがゴルフの女神に嫌われない処世術というものではないでしょうか(笑)。
こういうと、一見パーを諦めているようですが、そういうわけでもありません。諦めることで、意外とパーが取れることもある。ダボは打たない、でもパーが取れることもある、という戦略が70台で回るマネジメントです。
砲台グリーンの下からパターを持つのは最初は勇気が要るもの。でも、スコアを守るためにはいい選択だと思いますよ。
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