星野が使うドライバーは契約先の住友ゴム工業の「Z745」。発売は2014年、なんと今から5年前のモデルだ。5年前となれば飛距離においては最新モデルと比べると物足りなさを感じてもおかしくないが、星野のドライバー選びの基準は飛ばしだけではないという。

飛距離が魅力の星野陸也が選んだ14本とは!?
「やっぱり、日本のコースは飛ばせばいいのではく、フェアウェイの右サイドや左サイドを打ち分けたり、風によって高低を打ち分けたりする技術が求められるので。そういう技術に応えてくれるのがこのドライバーなんですよね」(星野)

スリクソンZ945。左右への打ち分け、球の高低の打ち分けなど、コントロール性を気に入っている
そのために星野がこだわっているのがロフト。「9.5度から10.5度くらいにしています。ちょうどそのロフトが、低く打ったり曲げたり球をコントロールできるんです」という。

スコアラインの塗装が所々剥げているのが、信頼の証のように見える
3番ウッドはテーラーメイドのM2ツアーの16.5度のものをチョイス。ロースピンヘッドと高ロフトの組み合わせは、大きなキャリーが期待できそう。5番ウッドの下には“やさしいプロモデル”としてプロ人気の高いスリクソンZ585の3番アイアンをユーティリティ的にセットしている。PGAツアーの飛ばし屋的なセッティングだ。

3番ウッドは契約外のM2ツアー。5番ウッドのZ-TXはなんと10年前のモデル
身長186センチと恵まれた体格。1996年5月12日生まれで現在22歳という若さ。そしてたしかな実力。星野陸也が賞金王争いに絡んでくると、ツアーはますます面白い。

星野の14本 ※練習日のため58度のウェッジのスペアを含め、15本が入れられています
【星野陸也の14本】
1W:ダンロップ スリクソン Z745(10.5度、クロカゲ XT70、硬さX)
3W:テーラーメイド M2ツアーHL(16.5度、クロカゲ XD70、硬さX)
5W:ダンロップ スリクソン Z-TX(18度、ディアマナ アヒナ70、硬さX)
3I:ダンロップ スリクソン Z585(ダイナミックゴールド、硬さX100)※1番手ずらし柔らかく調整
4‐PW:ダンロップ スリクソン Z945(ダイナミックゴールド、硬さX100)
52、58度:クリーブランド RTX-3(ダイナミックゴールド、硬さX100)
PUTTER:オデッセイ ホワイトライズ iX 3SH
BALL:スリクソン Z-STAR
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