タイガー・ウッズが使用してマスターズを制したテーラーメイドの「M5」、そのタイガーと優勝を争ったフランチェスコ・モリナリが手にしたキャロウェイの「エピックフラッシュ サブゼロ」。2019年も“飛ぶ”と評判のドライバーが目白押しだが、市原のバッグにはそれら最新モデルはない。
「ドライバーは新しいモデルが出ていますが、昨年の2勝ともドライバーがよかったせいもあるので、逆に手放せないというか、しばらくこのままで行こうと思います。クラブもボールも自分でじっくり選んだものなので自信を持って打てますし、ミスしてもクラブのせいにはしたくありませんから」(市原)
そんな市原が選んだのはキャロウェイのローグサブゼロ。左へのミスが出にくく、低スピン弾道が打ちやすいプロに人気のドライバーだ。それに、人気シャフト「アッタス」の10代目モデル、ジ・アッタスの6Xを組み合わせている。
3番ウッドは2017年モデルのスティールヘッドXR。キャロウェイの名器「スティールヘッド」の現代版ともいうべきモデルで、こちらもツアーで人気を博したモデルだ。本人の言葉の通り、気に入ったクラブをじっくりと使い込み、手に馴染ませるのが市原の流儀のようだ。
13.5度のこのスプーンまでをジ アッタスで揃え、その下に入れた2本のユーティリティはユーティリティ専用シャフトを採用。このことからも、1Wと3Wには飛距離性能を、それ以下の番手は飛びではなく操作性などの狙う機能を重視する意図が滲む。
ボールに至るまですべて自分で選んだ14本。まもなく37歳になる市原だが、今シーズンも活躍する姿を見せてくれそうだ。
【市原弘大の14本】
1W:キャロウェイ ローグサブゼロ(9度、ジ アッタス6X)
3W:キャロウェイ スチールヘッドXR 3+(13.5度、ジ アッタス7X)
2U :キャロウェイ GBBエピック ハイブリッド(アッタスEZ、75TX)
3U:キャロウェイ GBBエピック ハイブリッド(アッタスEZ、85TX)
4I:キャロウェイ ローグPRO(N.S.プロ モーダス130、X)
4I-PW:キャロウェイ Xフォージド(N.S.プロ モーダス130、X)
51、58度:ジューシー tTウェッジ(モーダスプロトタイプ、X)
ボール:ブリヂストン ツアーB X