1968年生まれ、福岡県出身の手嶋多一。1994年にデビューし、96年から2017年まで22年連続でシードを維持。2017年には生涯獲得賞金が10億円を突破した。今年からシニアツアーにも参戦。そんな彼が選んだ14本のクラブとは?

「アイアンには“操作性”。ウッドには“安心感”を求めています」

今季、シニアツアーデビュー戦となった金秀シニア沖縄オープンでいきなり優勝を飾った手嶋多一。その試合では、ドライバーとアイアンを一新した新セッティングで臨んでいた。

「アイアンは、プロトタイプのマッスルバックに替えました。顔は小ぶりで、重心距離が短いのが特徴です。自分のような、タメを作ってフェースの開閉を使いながら打つタイプには、重心距離が短いヘッドのほうが、球の高低や曲げて打つなどの操作がしやすい。見た感じはすごく難しそうに見えますが、実際はすごくやさしく打てるんですよ」(手嶋)。

画像: 風邪の強い沖縄で開催された金秀シニアで威力を実感したというプロトタイプのアイアン。「マッスルバックだから重心が適度に高く、球の高さをコントロールしやすい」(手嶋)。

風邪の強い沖縄で開催された金秀シニアで威力を実感したというプロトタイプのアイアン。「マッスルバックだから重心が適度に高く、球の高さをコントロールしやすい」(手嶋)。

逆に、ドライバーは昨年までの「MP-TYPE 1」から大き目のヘッドの「ミズノプロ モデルE」に変更した。

「昨年までは430ccくらいのものを使っていましたが、今回のは450ccくらいあるので、構えたときのヘッドの見え方がかなり大きく感じます。ドライバー以外のクラブが全部小ぶりなので、セッティングの流れ的には難しいかなと思ったんですが、意外と普通に打てました。決め手となったのは構えたときの安心感。球が上がるときはドローンと飛んで滞空時間が長く、理想的な弾道。飛距離も5ヤードくらい伸びています」(手嶋)。

新たに投入した2つの武器を手に、レギュラーツアーでは2017年に失った賞金シード権の再奪取を目指す。

画像: 「アイアンには“操作性”。ウッドには“安心感”を求めています」

【手嶋多一の14本】
1W:ミズノプロ モデルE(8.5度、ツアーAD クアトロテック75)
3W:ミズノ ホットメタル F-135(13.5度、NSプロ 950 FW プロトタイプ)
4W:ミズノ ワールドマスター WMH-2(18度、NSプロ 950 FW)
4UT:ミズノプロ ユーティリティ(22度、NSプロ ハイブリッド100)
4I~PW:ミズノプロ プロトタイプ(ダイナミックゴールド)
AW、SW:ミズノプロ S18 ウェッジ(54度・60度、ダイナミックゴールド)
PUTTER:ピン シグマ2 タイン
BALL:ミズノ RBツアーX

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撮影/西本政明

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