グリーンの周りをぐるっ囲む、グリーンの「カラー」。これはいったい何のためにあるのだろうか? ゴルファーなら知っておきたいゴルフの豆知識!
「カラー(collar)」は、グリーンの周囲を囲むように設けられた、芝を短く(グリーンよりは長く、フェアウェイより短い程度に)刈り揃えた区域のこと。幅はおおよそ30~50センチである。
ナイスショットでグリーン上にキャリーした(直接届いた)ボールでも、グリーンが固かったり、速かったりすると(つまりグリーンコンディションがいいと)、グリーン上で止まりきらない場合が時々ある。
本来はナイスショットであるボールが、ラフにまで転がり込んでしまうのはアンフェアだが、カラーがあることでそうしたボールの大部分は救済される(もちろん、トップなどのミスショットは、カラーがあっても止まりきらない)。
要するに、カラーの設置目的は、グリーンを的確にとらえたショットが、グリーン外に転がり出るのを防ぐため、あるいは、ナイスショットとミスショットの差異をはっきり出すため、ということになる。
ちなみに、英語では「エプロン(apron)」、または「フリンジ(fringe)」というのが一般的。カラーと呼ばれることもあるが、英語のcollarは必ずしも芝を短く刈っている部分を指さない。例えラフでも、グリーンの周囲部分はすべてcollarと呼ばれる。
(ゴルフダイジェストTVより)