バンカー内で、アドレス後にボールの手前の砂にソールをつけたところ、同伴者からペナルティの指摘が。新ルールでは、ソールが認められるようになったのではなかったっけ?
バンカーからのサードショット。「けっこうグリーンまで距離があるわね……。でも、ここはしっかり寄せて、ワンパットで上がりたいところだわ」
「落ち着いて、しっかりスウィングね!」「大丈夫よ! フェースは開いて、砂を薄めに取って……(ブツブツ)」
「ちょっと! アドレスに入ったのに、クラブがソールしているわよ。それはペナルティじゃない?」
バンカー内でクラブを砂につけたら……
セカンドショットをグリーン右手前のバンカーに入れてしまった。落としどころを定め、アドレスに入ったあと、ボールの手前の砂にソールをつけたところ、同伴者からペナルティの指摘を受けてしまった。ルール改正でバンカー内でもソールが認められるようになったと主張したのだが……。
正解は、「ボールの直前や直後の区域にクラブで触れたら2打罰」。新ルールでは、ペナルティエリア内の地面に手やクラブで触れることは認められる。しかしバンカー内では旧ルール同様、クラブで球の直前や直後の区域に触れることは禁止されている。ただし、砂の状態をテストする意図がなければ、バンカー内にクラブを置いたり、クラブに寄りかかったりすることは認められる(規則12-2b)。
週刊ゴルフダイジェスト6/4号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、増田保雄)