左へ体重移動する感覚を覚えよう
みなさん、こんにちは! USLPGAティーチング会員の小澤美奈瀬です。今回ご紹介する「体重移動矯正ドリル」は、フィニッシュで体重が右に残ったまま打ってしまう傾向がある人にオススメのドリルです。
体重が右に残ってフェース面がインパクトで上を向いてアッパーめに入り、飛距離をロスして悩んでいる方は、このドリルをやることによって左にしっかりと振れるようになっていくので、フォロースルーの円も大きくなり、ボールを遠くへ飛ばすことが出来ま~す!

美女プロ・小澤美奈瀬が教える「体重移動矯正ドリル」で飛距離アップを目指そう!
まず、バスケットボールやメディシンボールといった、少し重量のある物を用意して下さい。用意できないという人は、たとえば練習場のボールを入れる籠に、ボールを25個とか30個入れて、それを使ってもいいですよね。
ではさっそくやりましょう! 初めに、アドレスの姿勢をとり両手でメディシンボールを持ちます。そして、右左右左というふうに腕と体を揺らしていき、腕の動きに連動して足もステップを踏んでいきます。振り幅はスリークォーターくらいでイイと思います。

メディシンボールなど重量のあるものを両手で持ち、左右に振る。腕に合わせて足も動かそう
しっかりと左足を踏み込んで、フォローでウェートが左に乗って行く感覚が分かったら、その後は実際にクラブを持って次のドリルをやりましょ~。
テークバックからトップまでは普通のスウィングと同じですが、ダウンスウィングからフォローにかけて右足を左足の前までもっていきます。そして最後は左足一本で立つくらいまで右サイドを大きく左サイドに回していき、おへそがターゲット方向に向くくらいの感じで右足を回していきましょう。このドリルをやると、思った以上にウェートは左に乗せてもいいんだなということが分かると思いま~す。

スウィングの体重移動に合わせて右足を踏み込もう
このドリルをやる時のポイントですが、足を踏む時は、両足の内側の部分で踏むことによって、思い切り体重移動をしても、体が外に流れることを防いでくれます。あと、最後に右足を回し込むのは、完全に打った後にではちょっと遅いので、打つ時に一緒に体重が移動できるように、最後、左にグルリンと体重も乗っけていけるような感じで打っていきましょ~。
このドリルをやると、最後にフィニッシュでクルっと回るチェ・ホソンさんの独特なスウィングを思い浮かべるかもしれませんが、あのように左に体重を乗せていくということはとても大事なことなんです。
スウィングというものはどんな球を打ちたいかによって形作られていくものです。強く遠くへ飛ばしていきたいと思う時に、右に体重が残ってフェースが開いた状態では飛距離が出にくいので、チェ・ホソンさんのように、しっかりと体重移動を左に促してくれるようなこのドリルをしてあげると適正なロフトでインパクトが出来て、しっかり球を押していけるので強い球で飛距離が伸びると思いま~す。

チェ・ホソンの独特なスウィングも、飛距離アップのひとつの形だ(撮影/大澤進二)
みなさん、体重移動矯正ドリルで飛距離アップを目指しましょ~!
撮影協力/ヒルズゴルフアカデミー
飛距離を伸ばす練習法「体重移動矯正ドリル」~小澤美奈瀬プロ~
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