テンポを考えるだけでアプローチが上手くなる!?
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフのスコアを作るのはドライバーではなく、アプローチやパターの小技なんじゃないかと僕は思っています。アマチュアはそんなにパーオンなんてしないですから、いかに寄せとパットでパーを拾うかってことですね。
もともと僕はアプローチがけっこう得意なのですが、どうも最近ミスが多い。チャックリだったり、距離感が合わなかったり。ちょっとアプローチに悩んでいる僕の目に週刊ゴルフダイジェスト6/4号のこんな記事が飛び込んできました!
「アプローチが上手くなるテンポ教えます」とも書いてある。テンポ? ドライバーやアイアンショットなんかのテンポの話ってのは雑誌とかで読んだことがありますが、アプローチもテンポが重要ってことなんでしょうか? 正直言って、僕はあまりアプローチでテンポとか考えたことがなかったです。テンポを考えるだけでアプローチが上手くなるんであれば、こんな嬉しい話はないじゃないっすか! ってことで、早速記事を読んでいろいろと試してみました!
この特集は日下部光隆プロが解説されているのですが、どうやらアプローチが苦手な人はテンポが速いらしく、プロの1.6倍のテンポで振っているらしいんですよ。テンポが速いとミスが出て距離感も合わないのだとか。ではどうやったらゆっくり振れるのか? ズバリ「振り子のイメージ」。振り子のように等速に振るイメージが大切なんだって。
アマチュアは手打ちで振り子の支点が手首になっちゃうから、手先でスピードを出してしまってミスになるらしく、体の回転でスウィングすれば、支点が体の中になって、ヘッドまでの距離が長い振り子になるので、ゆっくり振れるようになるのだとか。
たしかに僕はけっこうコックを使ってヒョイッとテークバックして、そこからシュッと加速させて振っていたような気がするな~。
いつものアプローチは手首をけっこう使っていた(画像A参照)。そして下(画像B)が今回のレッスン内容を踏まえたもの。
さっそく手首を使わず体の回転で振り子のような動きをイメージして振ってみると、確かにゆっくり振れる。今まで僕がやってきたアプローチとは全く違うイメージで、プロはこんなふうにアプローチの時にクラブを振っているのか~って感じ。
しかしね、はたしてこの振り方が正しいのかどうかが分からない。そうしたら次のページにわかりやすい解説が書いてありました。
振り子のように振るっていうのは「下手投げでトスするのと同じ」なんだって。なるほど、確かにボールを目標に対して下手投げでトスする時に手首でピュッと投げたりしないで、肩を支点にして等速に腕を振るよね。これは試してみないと!
まずは目標に対してボールを下手投げでトスしてみて、次に同じ感覚でクラブを振ってみた。これは振り子のように振るってイメージがとても分かりやすい! しかもですよ、カップに近付けるようにトスするイメージでアプローチをすると、距離感も合ってくるんだとか。テンポが良くなった上に距離感も合うなんて最高じゃないっすか!
アプローチの前に下手投げでボールを寄せるイメージで打てば寄る確率がかなり高くなるってことですよね。これはやらない手はないっすね。
振り子のイメージアプローチを練習場でけっこう打ってみましたが、柔らかい球のピッチエンドランがやりやすくて、ボールの高さもそろうし、かなりアプローチが安定しました。体で振ることでヘッドの入射角も緩やかになり、多少手前から入ったとしてもバウンスが滑ってくれてザックリにならないんですよね。
ボールがフェースに乗りやすい感じ。今まではアプローチの時に綺麗にリーディングエッジをボールの下に入れなくちゃとか考えていましたが、このアプローチだとゆっくりとボールをトスするイメージだけを持って振ればいいので、かなりアプローチがシンプルになります。
距離感も振り幅で簡単に調整できるし。シンプルになるってことは、ミスが出にくいってことですからね。まだラウンドでは試していませんが、今の僕はもうアプローチが寄るイメージしかないっす(笑)。みなさんも一度自分のアプローチのテンポを確認してみるといいかもしれませんよ。